FOOD
〈焼肉トラジ〉が手がけるNYスタイルのステーキハウス|寺尾妙子のNEWSなレストラン
| Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
焼肉界のレジェンド〈焼肉トラジ〉が肉に関する豊富な知識と経験を活かし、焼肉の技術にNYスタイルをミックスした最旬ステーキ〈ティーズ ステーキ ハウス〉をオープンした。
厚切り焼肉の元祖であり、焼肉界のレジェンド〈焼肉トラジ〉が本店のある恵比寿駅近くのビル内に2019年2月、T’s STEAK HOUSE(ティーズ ステーキ ハウス)〉を開店した。「T’s」の「T」はトラジ、そしてTボーンステーキのT。目指したのはNYスタイルのオーセンティックなステーキハウスだ。
ステーキの研究と試行錯誤を重ねたというが、ベースには焼肉店で培った、肉のおいしさを最高に引き出すための目利きやカットの技術がある。
ステーキの研究と試行錯誤を重ねたというが、ベースには焼肉店で培った、肉のおいしさを最高に引き出すための目利きやカットの技術がある。
看板メニューは、28日間ドライエイジングさせたUSプライムグレードビーフ(米国産牛肉格付けトップの肉質)のTボーンステーキ(2人前16,000円〜)。ブルックリンにある〈ピーター・ルーガー ステーキハウス〉をはじめ、NYの名ステーキハウス御用達のブロイラーオーブンに入れて表面をこんがり、中をジューシーに仕上げる。表面に置いたバターと一緒に焼き上げることで、肉汁とバターが混ざり合い、旨みたっぷりのソースができる。
USプライムグレードビーフを、Tボーンで存分に味わうのもいいが、この店ならでは、4種類の肉を盛り合わせた「カルテットステーキ」もおすすめだ。
肉ごとに切り分ける厚さや焼き時間も変えて、それぞれの個性を際立たせている。3.5cm超の厚さにカットしたUSプライムサーロインは、甘い脂とガッシリ焼き目をつけた赤身の深い旨みが特徴的。比較的薄切りで軽く焼かれた黒毛和牛のサーロインはまろやかな脂の甘みを感じると同時に、サクッと歯切れがいい。ラムチョップは骨周りが香ばしく、しっとりやわらか。そして母体が焼肉店ならではの部位、USプライムグレードのハラミも厚切りで登場する。真っ赤な色味通り、濃厚な肉の味わいに思わず、ワインが欲しくなる。
USプライムグレードビーフを、Tボーンで存分に味わうのもいいが、この店ならでは、4種類の肉を盛り合わせた「カルテットステーキ」もおすすめだ。
肉ごとに切り分ける厚さや焼き時間も変えて、それぞれの個性を際立たせている。3.5cm超の厚さにカットしたUSプライムサーロインは、甘い脂とガッシリ焼き目をつけた赤身の深い旨みが特徴的。比較的薄切りで軽く焼かれた黒毛和牛のサーロインはまろやかな脂の甘みを感じると同時に、サクッと歯切れがいい。ラムチョップは骨周りが香ばしく、しっとりやわらか。そして母体が焼肉店ならではの部位、USプライムグレードのハラミも厚切りで登場する。真っ赤な色味通り、濃厚な肉の味わいに思わず、ワインが欲しくなる。
他のメニューもNYスタイルを踏襲。活ロブスターやジャンボシュリンプのスチーム、北海道産ホタテのマリネ、サーモンマリネなどがダイナミックに盛られた「シーフードプラッター」など、ボリューム感も本場っぽい。
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寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。
