FOOD
小寺慶子のレストラン予報|永田町〈レストラン サンパウ〉
『カーサ ブルータス』2019年6月号より
| Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Kayoko Aoki text_Keiko Kodera
モダンスパニッシュの最先端に国内外の注目が集まるでしょう。
東京のミシュランガイドに掲載されているスペイン料理店のなかでも〈レストラン サンパウ〉といえば、ヌエバ・コシーナ(モダンスパニッシュ)を広めた先駆け的な存在。風光明媚なカタルーニャの地を皿上に表現した料理は、日本人に新たな食の価値観をもたらした。
昨年、30年続いたサン・ポル・デ・マルの本店は惜しまれつつも閉店したが、東京店は日本上陸15周年を迎えるにあたって永田町の〈ザ・キタノホテル東京〉へ移転。世界にただひとつの〈サンパウ〉となった新天地では、シェフのカルメ・ルスカイェーダが信念とする、土地へのリスペクトがより色濃く反映されたコース料理を堪能することができる。
今季はバルセロナと東京、サン・ポル・デ・マルという3つのルーツをテーマにした12皿構成のデグスタシオンコース。スペシャリテのイベリコプルーマも盛り付けが季節ごとに異なり、和の要素を取り入れた料理はじつに多彩だ。つねに最先端であり続けるという気概にトップレストランたるゆえんを知る。
昨年、30年続いたサン・ポル・デ・マルの本店は惜しまれつつも閉店したが、東京店は日本上陸15周年を迎えるにあたって永田町の〈ザ・キタノホテル東京〉へ移転。世界にただひとつの〈サンパウ〉となった新天地では、シェフのカルメ・ルスカイェーダが信念とする、土地へのリスペクトがより色濃く反映されたコース料理を堪能することができる。
今季はバルセロナと東京、サン・ポル・デ・マルという3つのルーツをテーマにした12皿構成のデグスタシオンコース。スペシャリテのイベリコプルーマも盛り付けが季節ごとに異なり、和の要素を取り入れた料理はじつに多彩だ。つねに最先端であり続けるという気概にトップレストランたるゆえんを知る。
RESTAURANT SANT PAU
東京都千代田区平河町2-16-15 ザ・キタノホテル東京2F TEL 03 3511 2881。11時30分〜13時30分LO、18時〜21時LO。不定休。60席(10名まで利用可能な個室あり)。

小寺慶子
こでらけいこ ファッション誌、レストラン誌などの編集を経て、フリーのライターに。好きな食べ物は1にも2にも肉料理。塊肉を見ると反射的にアドレナリンが放出!
