FASHION
〈A-POC ABLE ISSEY MIYAKE〉と横尾忠則のプロジェクトに新シリーズが登場。
November 1, 2022 | Fashion, Art, Design | PR | text_Housekeeper
〈A-POC ABLE ISSEY MIYAKE〉と横尾忠則によるプロジェクト《TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE》の新シリーズが11月15日にスタート。昨年、横尾が発表した作品群《摺れ摺れ草》が大きく背中に映し出されたブルゾンは、着ても、観ても楽しめるアイテムだ。
2020年秋から断続的に行われている、〈A-POC ABLE ISSEY MIYAKE〉による《TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE》。一枚の布の中に横尾忠則作品のエネルギーを再構築するこのプロジェクトは、絵を見る喜びと服を着る楽しみの両方を1つのブルゾンから感じられる。
今回の「3」シリーズでは、横尾が昨年に制作した《摺れ摺れ草》を採用した。わずか10ヶ月の活動期間ながら、現代においてもその作品が高く評価されている江戸時代中期の絵師・東洲斎写楽。その役者絵をモチーフに意図的な“版ズレ”を強調した本作は、版画ながら動的な印象がある。
今回の「3」シリーズでは、横尾が昨年に制作した《摺れ摺れ草》を採用した。わずか10ヶ月の活動期間ながら、現代においてもその作品が高く評価されている江戸時代中期の絵師・東洲斎写楽。その役者絵をモチーフに意図的な“版ズレ”を強調した本作は、版画ながら動的な印象がある。
ところで“版ズレ”とは、版画制作のプロセスの中で色の版が原画とズレてしまうこと。ズレた部分には本来とは異なる色が現れるため、制作過程においては失敗とされる現象だが、かつて印刷所に勤めていた横尾は、そこに偶発的な魅力を見出したという。
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