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〈ゴールドウイン〉の循環型社会を目指す新プロジェクト〈Goldwin 0〉とは?
| Fashion, Design | PR | text_Mio Koumura
スポーツアパレルブランド〈ゴールドウイン〉が実験的な新プロジェクト〈Goldwin 0〉をスタート。ファッションを通して循環型社会の実現を目指すプロジェクトで、日本を起点に、英国やフランスからクリエイターが集結。合成クモの糸で知られるべンチャー企業〈スパイダー〉社の人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン™」を使ったシェルジャケットに、早くも注目が集まっています。
1950年に富山の津澤メリヤス製造所としてスタートした〈ゴールドウイン〉。スキーセーターの開発からはじまったオリジナルブランドは、60年代のスキーブームの波に乗り、認知を高めてきた。現在ではライフスタイルブランドとしても知られる〈ゴールドウイン〉だが、新たに発表した〈Goldwin 0〉はそんなスポーツウエアとしてのルーツに立ち返り、ファッションとテックを融合。”サスティナブル”と”ものづくり”の共存を実現するプロジェクトとなる。
クリエイティブディレクションには、ヴァージル・アブローの展覧会図録を手掛けるなど、ファッションブランドやアーティストが信頼を寄せるデザインスタジオ〈OK-RM〉が参加。ニットデザイナーには〈バレンシアガ〉をはじめ数々のインターナショナルブランドで手腕をふるってきたジュリア・ロドヴィッチ、布帛(ふはく)デザイナーにはグラフィックにも長けたジャン=リュック・アンブリッジを起用するなど、各分野で活躍するクリエイター陣が名を連ねている。
クリエイティブディレクションには、ヴァージル・アブローの展覧会図録を手掛けるなど、ファッションブランドやアーティストが信頼を寄せるデザインスタジオ〈OK-RM〉が参加。ニットデザイナーには〈バレンシアガ〉をはじめ数々のインターナショナルブランドで手腕をふるってきたジュリア・ロドヴィッチ、布帛(ふはく)デザイナーにはグラフィックにも長けたジャン=リュック・アンブリッジを起用するなど、各分野で活躍するクリエイター陣が名を連ねている。
3月には〈OK-RM〉が手がけたフィルムとともに、羊への負担が少ないノンミュールジングウールやリサイクルナイロン、海洋リサイクル綿など、自然に配慮した厳選素材を使ったファーストコレクションがお披露目された。なかでも注目を集めているのは、植物由来のバイオマスを原料に微生物発酵のプロセスでつくられる「ブリュード・プロテイン™」素材。同社が〈スパイダー〉社とともに商品開発に取り組んできたもので、仮に捨てられたとしても、生分解によって土に還る。3WAYのシェルジャケットのほか、ニットやデニムがラインナップに加わっている。
特筆したいのは素材だけではなく、糸の無駄を出さない無縫製の技術をニットウエアに用いていたり、すべての商品を国内生産することで輸出時の二酸化炭素排出量を削減するなど、生産段階の環境負担も軽減していること。さらに、すべての布帛製品のリペアを富山の自社工場で可能にすることで、循環型の仕組みを構築している。コレクションのローンチは10月を予定。各国のクリエイターのセンスと日本の技術、未来を守る叡智を集約したプロジェクトの始動に期待が高まる。
特筆したいのは素材だけではなく、糸の無駄を出さない無縫製の技術をニットウエアに用いていたり、すべての商品を国内生産することで輸出時の二酸化炭素排出量を削減するなど、生産段階の環境負担も軽減していること。さらに、すべての布帛製品のリペアを富山の自社工場で可能にすることで、循環型の仕組みを構築している。コレクションのローンチは10月を予定。各国のクリエイターのセンスと日本の技術、未来を守る叡智を集約したプロジェクトの始動に期待が高まる。
〈Goldwin 0〉
「循環」をテーマの核に据え、あらゆる面で環境へ配慮したものづくりを行う実験的なプロジェクト。カテゴリーやレーベル、国境を取り払い、最高の品質と時代を超えた美しさを追求したテクニカル及びニットウェアで構成されている。1stシーズンとなるFW2022コレクションは2022年9月以降に発売予定。
