FASHION
今年、東京でウワサになったCHACOLIを知っていますか。
| Fashion, Design | a wall newspaper | photo_Hiromi Asai text_Wakako Miyake
今年、大ヒットしている日本発のブランド〈チャコリ〉。こだわりのトートは使いやすさも抜群です。
数々のクリエイターを夢中にさせているトートがある。これまで展示会やネットでしか購入できなかった日本製のブランド〈チャコリ〉が、今夏、南貴之さんが手がけるショップ〈グラフペーパー〉が扱った途端、一気に注目。今や〈シボネ青山〉や〈ドーバー ストリート マーケット ギンザ〉といった有名セレクトショップでも扱われるという人気ぶり。
クリエイターが注目しているのには、それなりの理由がある。全8型のうち4型は、書店、プロダクトデザイナー、ショップオーナー、菓子職人の意向を反映したモデルだが、それ以外にも、フォトグラファーや美大教師などにもプロトタイプを使用してもらい、試作を続けた。さまざまな職業の人と対話を繰り返しながら、それぞれの意見を参考にして作られたものなのだ。なので、クリエイターに使いやすいというのも当然。
クリエイターが注目しているのには、それなりの理由がある。全8型のうち4型は、書店、プロダクトデザイナー、ショップオーナー、菓子職人の意向を反映したモデルだが、それ以外にも、フォトグラファーや美大教師などにもプロトタイプを使用してもらい、試作を続けた。さまざまな職業の人と対話を繰り返しながら、それぞれの意見を参考にして作られたものなのだ。なので、クリエイターに使いやすいというのも当然。
INSIDE
持ち手についている革グリップ。肩への負担を軽減する。底板は取り外しができる。裏地など余分なものがないので、最も大きなトート(W400×D180×H380mm)でも約900Gと軽量。また、中でモノが散乱しないよう、仕切りが細かいのも特徴。型番によって仕切りや持ち手の長さ、バランスが異なる。
さらに、南さんを最も感動させたのが自立すること。
「トートはどれだけ底マチをつけても、立たせるとへにゃっとなってしまう。それがなぜかこれはピンと立つ。僕も作る側の人間なので、一体どうなっているのか、すごく興味を持ちました」
その秘密は構造と縫製にある。底まで一周する持ち手と四辺を囲むテープを支柱に、生地をテントのようにピシッと張って縫製しているため、洗濯してもへたることなく、形をキープするのだ。
これまでカラーは白と黒のみだったが、今回〈グラフペーパー〉が、3型にネイビーとカーキを別注。新たな定番が誕生した。
「トートはどれだけ底マチをつけても、立たせるとへにゃっとなってしまう。それがなぜかこれはピンと立つ。僕も作る側の人間なので、一体どうなっているのか、すごく興味を持ちました」
その秘密は構造と縫製にある。底まで一周する持ち手と四辺を囲むテープを支柱に、生地をテントのようにピシッと張って縫製しているため、洗濯してもへたることなく、形をキープするのだ。
これまでカラーは白と黒のみだったが、今回〈グラフペーパー〉が、3型にネイビーとカーキを別注。新たな定番が誕生した。
FRONT/COLOR
みなみたかゆき
〈alpha.co.ltd〉代表。クリエイティブディレクター、ブランドデザイナー、バイヤーなどを務める。毎週末、日本中の作り手を訪ね、良品を発見。自身が普段使っているのは《04》。
