「インゲヤード・ローマン」展、簡潔な器ににじむ感性|土田貴宏の東京デザインジャーナル
September 21, 2018 | Design | casabrutus.com | photo_Masanori Kaneshita text_Takahiro Tsuchida
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ローマンが1981年からデザインした、スウェーデンのガラスブランド〈スクルフ〉の《ベルマン》コレクション。
インゲヤード・ローマンは1943年ストックホルム生まれ。現在は南スウェーデンのスコーネ地方に自宅と陶芸工房があり、ストックホルム市内にもデザインのためのスタジオをもつ。
ガラスのカラフェは、ローマンにとって愛着のあるテーマ。複数のメーカーから多様な作品を発表してきた。
展示デザインは、ローマンと親交のあるスウェーデンの建築事務所、クラーソン・コイヴィスト・ルーネが担当。展示台の天板はひとつずつ材質が異なり、作品との調和や対比を生んでいる。
黒い陶器は、ローマンが自身の工房で轆轤を使って制作したもの。カトラリーも彼女のデザイン。
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