DESIGN
コペンハーゲンのデザインイベント『3 Days of Design』報告。
July 1, 2018 | Design | casabrutus.com | text_Rie Nishikawa
デンマークで5月に開催された『3 Days of Design』 は、2012年より年1回行われているデザインイベント。今年、話題の新作をブランドごとにピックアップしました。北欧の流行は古典回帰?
コペンハーゲンの90以上もの、デザインブランドのショップやショールーム、大使館などが参加し、さまざまな展示やワークショップが行われた3日間のイベント『3 Days of Design』。最近はミラノやケルンといった国際的な家具見本市だけでなく、各都市で行われるイベントも盛んで、その都市特有のトレンドや方向性が凝縮されているのが魅力だ。
ルイスポールセン
ポール・ヘニングセンが手がけた照明PHシリーズの中でも、象徴的な《PHアーティチョーク》《PH5》《PHスノーボール》が60周年を迎えた〈ルイスポールセン〉。《PHアーティチョーク》は記念モデルが、《PH5》は新色が登場し、新作も発表された。
& tradition
伝統と革新という理念を持つブランド〈& traditon〉は1938年に作られたラウンジチェアの復刻とハイメ・アジョンやスペース・コペンハーゲンなどの家具、小物類などを発表。レトロなスタイルや素材が目立つ。
モンタナ
日本でも本格的に展開がスタートしたデザイン収納ブランド〈モンタナ〉。色や形を自在に組み合わせる収納システムが定番だが、新作は自立型のシェルフシステム。1段から5段までユニットで構成でき、オプションのパネルを加えることで、様々な使い方が可能に。デザインはデンマーク出身のヤコブ・ワグナー。
エリック・ヨーゲンセン
ソファに定評のある〈エリック・ヨーゲンセン〉は歴史的な邸宅内にオープンしたばかりの新ショールームでホームコレクションを展示。グレーやベージュ系の落ち着いたカラーで統一された家具、ファブリックが色のレイヤーになり、ランドスケープを構成するかのように配置された空間が心地いい。
どのブランドでも目立ったのがベルベッド素材、色はゴールドや真鍮、温かみのあるアースカラー。素材やスタイルで見ていくと、北欧はクラシックなテイストが主流のようです。
どのブランドでも目立ったのがベルベッド素材、色はゴールドや真鍮、温かみのあるアースカラー。素材やスタイルで見ていくと、北欧はクラシックなテイストが主流のようです。