DESIGN
〈輪島キリモト〉が仕掛ける “ヒトハダに最も近い” 漆の器!?
March 10, 2018 | Design | casabrutus.com | text_Tomomi Kato
1700年代より続く〈輪島キリモト〉は、デザインから木地作り、漆塗りまでを一貫して手掛ける輪島塗の老舗。そんな伝統ある輪島塗の技術と、世界で活躍するクリエイターの感性を組み合わせた、全く新しい漆を使った新プロダクト〈IKI -by KOHEI KIRIMOTO〉が誕生!
人の肌質にとても近い塗料であり、手触りや口当たりに優れている漆は、西洋の食事と比べ、器が口に触れる機会の多い日本食だからこそ、長年受け継がれ進化してきた素材のひとつ。その漆を科学とデザインの視点でとらえ直すことで再認識した、「漆が自ら呼吸する生きた素材であり感触が人間の肌に近い」という特性。今回誕生した〈IKI -by KOHEI KIRIMOTO〉のブランドコンセプトである“IKI”~生き~息~粋には、それらを最大限に活かし、人の一生に息長く寄り添う、という意味が込められている。
プロダクトディレクターは、〈輪島キリモト〉代表・桐本泰一の息子である25歳の桐本滉平。彼がパリで〈輪島キリモト〉の商品を販売した経験が今回のプロジェクトのきっかけになっているそう。また、業種を問わず新しい価値を生み出し続けるクリエイターとしてThe Breakthrough CompanyGOの三浦崇宏、QUANTUMの井上裕太、TBWA/HAKUHODOの徳野佑樹も本ブランドに参画している。
今後は海外での展開も視野にいれているという〈IKI -by KOHEI KIRIMOTO〉は、現在、3月13日(火)まで〈伊勢丹 新宿店〉でお披露目販売会を開催中。ぜひ手に取ってそのヒトハダを感じてみて!
第一弾は以下の5種類。
プロダクトディレクターは、〈輪島キリモト〉代表・桐本泰一の息子である25歳の桐本滉平。彼がパリで〈輪島キリモト〉の商品を販売した経験が今回のプロジェクトのきっかけになっているそう。また、業種を問わず新しい価値を生み出し続けるクリエイターとしてThe Breakthrough CompanyGOの三浦崇宏、QUANTUMの井上裕太、TBWA/HAKUHODOの徳野佑樹も本ブランドに参画している。
今後は海外での展開も視野にいれているという〈IKI -by KOHEI KIRIMOTO〉は、現在、3月13日(火)まで〈伊勢丹 新宿店〉でお披露目販売会を開催中。ぜひ手に取ってそのヒトハダを感じてみて!
第一弾は以下の5種類。
耐熱、耐湿、抗菌減菌性に優れた特性をもつ漆が硬く乾くためには、25度の温度と65~80%の湿気が必要不可欠。さらに、漆は乾燥ではなく化学反応によって固まる。水分を保湿している漆だからこそ、ヒトの手や唇でその保湿性を感じることができるのだ。