DESIGN
日仏の職人技が融合したスキンケアブランドが誕生。
『カーサ ブルータス』2018年2月号より
| Design | a wall newspaper
| photo_Keiko Nakajima styling_Tomomi Nagayama text_Rie Nishikawa
ヒノキベースの香りを調合した無添加石鹸を中心に、多彩なアルチザンとクリエイションが集結しました。
日本語の源、現、元、弦、原のように、「ゲン」という言葉には意味深い漢字とともに、根本を探るかのような響きがある。スキンケアブランド〈gen〉は「内に秘めた美を讃える」ことがコンセプト。弦のように伸びやかで、こんこんと湧く源のように、使う人に寄り添っていきたいという意味で名づけられたという。
石鹸を中心にブラシやタオルなど、スキンケアやバスタイムを演出するアイテムで構成されている。そしてそのすべてのアイテムに職人技が込められているのだ。ハンドメイドの石鹸はフランスの調香師バルナベ・フィリオンがヒノキのエッセンスからオリジナルの香りを開発。日本を代表する木工マイスター、ヒノキ工芸の戸沢忠蔵が石鹸カッターや櫛を、フランス華道界で人気の陶芸家ジュヌヴィエーヌ・シュバリエが石鹸皿を、熊野筆の晃祐堂のブラシ、SUNSHINE + CLOUDのカディコットンタオルと、ひとクセもふたクセもある日本・フランスの職人たちが集結している。また今回、ブランド誕生を記念して、数量限定のスペシャルボックスも発売になった。何かひとつのアイテムを手に取るだけでも、そのこだわりに気づかされる。シンプルでありながら自然で優しく、美しい。物事の本質とはそういうものだ。
アクセサリー類はほぼ共通。
gen
2017年12月よりオンラインショップなどで発売。スペシャルボックスは写真の《コレクション オンブル・影》とナチュラル色の《コレクション リュミエール・光》の全2種類。各100個限定、120,000円(SUNSHINE+CLOUD TEL 046 876 0746)。
