DESIGN
ポール・ケアホルムが初めてデザインしたダイニングチェアが復刻。
August 22, 2017 | Design | casabrutus.com | text_Housekeeper
究極のシンプルさを求めた北欧デザインの巨匠の処女作《PK1》を知っていますか?
スチールを大胆に曲げたフレームが美しい《PK22》などで知られる、北欧デザインの巨匠、ポール・ケアホルム。1955年に彼が初めて制作したダイニングチェア《PK1》が、〈カール・ハンセン&サン〉から復刻された。
素材の持ち味を引き出したミニマムなデザインで広く知られるポール・ケアホルム。コペンハーゲンの美術工芸学校に進んだケアホルムは、講師であったハンス・J・ウェグナーのもとで、「1つのオブジェとしての完璧な家具デザイン」を学んだ。《PK1》は、学校を卒業後すぐ、コペンハーゲン市内のレストランのためにデザインされた椅子だ。スチールパイプに、船の帆に使うロープ“フラッグハリヤード”を合わせただけのシンプルな造形が、素材の魅力を一層引き立てている。
フレームの素材はステンレススチール、クローム、ブラックパウダーコーティングの3種類。座と背のフラッグハリヤードは、ナチュラルとブラックの2色から選べる。耐候性のあるフラッグハリヤードを組み合わせた屋外用のものも用意されており、それぞれ5脚まではスタッキングも可能だ。
カール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア
TEL 03 5413 5421