DESIGN
渡辺力の「ポール時計」が、腕時計に。
| Design | casabrutus.com | text_Hisashi Ikai editor_Akio Mitomi
日本の近代デザイン興隆を根底から支えたプロダクトデザイナー渡辺力の名作が、腕時計になって登場。
剣持勇、柳宗理らと肩を並べ、戦後日本の産業復興と近代デザインの発展を支え続けたプロダクトデザイナー、渡辺力(1912〜2013)。家具からバイク、家電製品に至るまで幅広い分野で活躍した渡辺だが、なかでも数多く手がけた時計のデザインは、ライフワークと呼べるものだ。
1970年に発表した「小さな壁時計」を皮切りに、2003年にタカタレムノスが製品化した《リキクロック》に至るまで、生涯にわたり渡辺力はさまざまな時計をデザインしているが、1972年に東京・日比谷の〈第一生命ビル〉前に設置された「ポール時計」は、公共時計のはしりともいえる先駆的なものだった。
1970年に発表した「小さな壁時計」を皮切りに、2003年にタカタレムノスが製品化した《リキクロック》に至るまで、生涯にわたり渡辺力はさまざまな時計をデザインしているが、1972年に東京・日比谷の〈第一生命ビル〉前に設置された「ポール時計」は、公共時計のはしりともいえる先駆的なものだった。
「ポール時計」は、日比谷〈第一生命ビル〉丸の内警察署側に今も残されており、現役で活躍中。
そのポール時計が、オリジナルのデザインそのままにペアウォッチになって登場。太さの異なる長針と短針、特徴的な時目盛りなど、渡辺らしいディテールへのこだわりが随所に見られる。
そのポール時計が、オリジナルのデザインそのままにペアウォッチになって登場。太さの異なる長針と短針、特徴的な時目盛りなど、渡辺らしいディテールへのこだわりが随所に見られる。
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