DESIGN
三大名工の稲嶺盛吉をはじめ、夏らしい琉球ガラスが揃いました。
June 13, 2017 | Design | casabrutus.com | photo_Fumito Kato text_Yuka Uchida
熊谷隆志がディレクターを務めるクラフト&カルチャーショップ〈CPCM〉にて、沖縄の琉球ガラスフェアが開催中。稲嶺盛吉など個性豊かなグラスが揃いました。
ぽってりとした質感と、涼しげな色合いが夏を思わせる沖縄の琉球ガラス。その三大名工とされる稲嶺盛吉の作品をはじめ、今、注目の高まる作家のアイテムが〈CPCM〉に揃った。
稲嶺がつくるのは、廃瓶となったガラスを再利用し、ダイナミックで独創的な形へと昇華した、アートピースのような作品。特に泡ガラスの技法をつかった作風は唯一無二のもの。御年77歳とは思えない、生命力溢れるガラスを生み出している。〈CPCM〉では大きな花瓶から、日常使いできる平皿、グラスなどを集めた。
稲嶺がつくるのは、廃瓶となったガラスを再利用し、ダイナミックで独創的な形へと昇華した、アートピースのような作品。特に泡ガラスの技法をつかった作風は唯一無二のもの。御年77歳とは思えない、生命力溢れるガラスを生み出している。〈CPCM〉では大きな花瓶から、日常使いできる平皿、グラスなどを集めた。
また今回のフェアでは稲嶺に師事した若手の作品も扱う。吹きガラス工房〈彩砂〉を立ち上げて活動する小野田郁子は、女性らしい繊細な表情が特徴。日常使いのグラスとして活躍しそうだ。東京の青梅にガラス工房 〈glass studio Rainbow Leaf〉を構える平岩愛子は、沖縄の〈奥原硝子製造所〉の名工、桃原正男の元で琉球ガラスを学んだ人物。どこかモダンで、洋食器ともすんなり馴染むグラスだ。
ガラスのテーブルウェアが夏の食卓を涼しげに彩ってくれる。
ガラスのテーブルウェアが夏の食卓を涼しげに彩ってくれる。