DESIGN
Good TOOLS For Me|愛用の置き時計を教えてください。
| Design | a wall newspaper | editor_Yuka Uchida
3人のゲストに愛用の日用品を教えてもらうコーナー。今回は暮らしのパートナーとも言える、置き時計です。
〈BRAUN〉のヴィンテージ時計《DN18》。
僕が長年愛用している〈ブラウン〉の目覚まし時計。1971年から置き時計を発表していた〈ブラウン〉社の中でも、75年にドイツで発売されたこのモデルは、デジタル式で最先端の自信作だったと思います。ズッシリとした漆黒のチタン製ボディとモノリスのようなソリッドな形状は40年前の製品とは思えない斬新なデザイン。もともと〈ブラウン〉の《Phase 1》を使っていて、時計シリーズを収集する中、これが欲しい! となったわけです。ドイツの市場でもなかなかお目にかかれないマニア垂涎のアイテムなので、手に入れたときの喜びもひとしお。使い勝手も良好、アラーム音が少し頼りないが、設定時刻よりも早く目覚める僕にはまったく問題なし。時刻が点滅したりと暴走することもあるけれど、少し休ませると再び正確な時刻を刻みだす、なんとも愛嬌のある時計です。ヴィンテージ製品はそもそもが老体なので少し不便もあるけれど、その分モノに対する気持ちが深まるのだと思うんです。時計として当たり前ですが、毎日動いていることに感心しています。
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