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古今東西 かしゆか商店【輪島塗の椀】

『カーサ ブルータス』2025年2月号より

| Design | KASHIYUKA’s Shop of Japanese Arts and Crafts | photo_Keisuke Fukamizu   hair & make-up_Masako Osuga editor_Masae Wako

日常を少し贅沢にするもの。日本の風土が感じられるもの。そんな手仕事を探して全国を巡り続ける、店主・かしゆか。今回うかがったのは能登半島にある工房〈輪島キリモト〉。輪島塗の職人と、その手が生む美しい漆器に出会いました。

江戸後期から木と漆の仕事を手がけてきた〈輪島キリモト〉。「初めて見る風合いです」(かしゆか)。「伝統を守りながら塗り方や素材を工夫して、新しい表現へのチャレンジも続けたいんです」(塗師の小路貴穂さん)。
江戸後期から木と漆の仕事を手がけてきた〈輪島キリモト〉。「初めて見る風合いです」(かしゆか)。「伝統を守りながら塗り方や素材を工夫して、新しい表現へのチャレンジも続けたいんです」(塗師の小路貴穂さん)。
目が離せなくなるほど美しい艶と、ふっくら滑らかな肌ざわり。伝統的な品格の中に愛らしさも感じられるのが、能登の〈輪島キリモト〉で作られている輪島塗です。町も人も職人さんたちも、想像できないくらい大変な思いをされているなか、その仕事場に少しだけお邪魔させていただきました。
Purchase No. 81【輪島塗の椀】心に寄り添う工芸の力。
Purchase No. 81【輪島塗の椀】心に寄り添う工芸の力。
「輪島塗の大きな特徴は、能登の小峰山で採れる珪藻土を使い、硬く丈夫な下地を作ること。珪藻土とは海底に沈殿した藻の化石です。能登半島は千数百万年前からの地殻変動で、海底にあった地盤が隆起して形成された土地。輪島塗を支える珪藻土も、そういう自然の流れが生んだものなんですよね」
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