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〈KIGENZEN〉の二人が体験する、大人レゴの最新作《LOVE》が出来上がるまでの豊かな時間。

December 19, 2024 | Design, Art | PR | photo_Kenya Abe text_Akio Mitomi © Morgan Art Foundation, LLC. Licensed by Artestar, New York.

世界中の子どもに愛され続けているレゴ®︎ブロック。これまでさまざまな夢のあるテーマのセットが登場してきたが、見逃せないのが「大人レゴ」。いくつになっても楽しめる、レゴ®︎ブロックの魅力を再発見！

レゴ®︎アート《LOVE》組み立ての体験場所となった〈KIGENZEN〉は、アポイント制で訪問できる開かれた仕事場であり、ギャラリーや出版社としても機能する。

「大人レゴ」とは、建築やインテリア、アート、デザイン、音楽をテーマとし、東西の名画から楽器まで組み立てられるシリーズ。その最新レゴ®︎アート《LOVE》は、ロバート・インディアナによるポップアートの傑作《LOVE》の彫刻がモチーフ。日本では1993年に〈新宿アイランドタワー〉敷地内のパブリックアートとして設置され、街の風景に溶け込んでいる。

今回《LOVE》の組み立てを体験するのは、国内外のブランディングを手がけるクリエイティブディレクター・大長将之さんと相澤真諭子さん。2人がアトリエとして運営する〈KIGENZEN〉で、さっそくスタートしよう。

レゴ®︎アート《LOVE》の組み立て説明書は「L」と「E」、「O」と「V」の2冊に分かれており、２人で分担することができるように考えられている。相澤さんは「L」「E」の2文字、大長さんは「O」「V」の2文字にチャレンジ。

「L」を組み立てる相澤さん。説明書は実際のブロックと同じ形と色のアイソメトリック図で描かれているので、その通りにブロックを組み立てていけばよい。見たとおりに進めれば、どんなにピース数が多くても必ず完成できる。

大長さんは慣れた手つきで「V」を完成、所要時間は30分足らず！

説明書の手順ごと、小分け袋に入ったブロック。

箱を開けると出てきたのは、2冊の組み立て説明書。《LOVE》は大人2人が協力して、2文字ずつ取り組む共同作業を意図してデザインされている。

「いつもは子どもたちのレゴ®︎ブロックづくりを手伝っているので、自分で組み立てるのは久しぶりです」と、大長さんがつぶやくと相澤さんも一言。

「私も子どもの手伝いをするのですが、組み立てたクルマが走らなくなることがあるんです……」

大人どうしでレゴ®︎ブロックに取り組める今回は、またとない機会になりそうだ。