DESIGN
日本初、〈OGATA〉のブティックが京都・安藤忠雄設計の〈The Shinmonzen〉に登場。
『カーサ ブルータス』2024年9月号より
August 26, 2024 | Design | window on the world | text_Yoko Fujimori
京都は祇園白川のほとりに建つ、わずか9室のスモールラグジュアリー〈The Shinmonzen〉。安藤忠雄が設計デザインを手がけたことでも注目を集めるこのホテルに、今年6月、日本茶や菓子、器、香りを販売するブティック〈OGATA at The Shinmonzen〉が登場した。
創業者・緒方慎一郎の名を冠したこの〈OGATA〉は、パリに店舗を構え、国内出店は今回が初。“日本の伝統文化に基づく、現代における暮らしの作法” をテーマに、日本茶に果実や穀物などを合わせた日々のブレンド茶「T., Collection」や、日本の伝統技術を用いた生活道具を手がける「Sゝゝ[エス]」による陶磁器や錫、漆、硝子の器などを扱う。
さらに天然由来の香り「YOKA」も国内で唯一販売。端正な茶器を目にすれば、海外観光客でなくとも心が華やぐ。祇園の町に馴染む、日本文化を再発見できる場所だ。
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