日本初、〈OGATA〉のブティックが京都・安藤忠雄設計の〈The Shinmonzen〉に登場。
『カーサ ブルータス』2024年9月号より
August 26, 2024 | Design | window on the world | text_Yoko Fujimori
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店内中央の長崎産・諫早石のカウンターが存在感を放つ。長崎はかつて日本茶の輸出が盛んだった地であり、「日本茶を世界へ」という思いが込められている。photo_Makoto Ito
店内右側のエリアには、「Sゝゝ[エス]」が日本の職人とともに錫や銅、木、竹といった素材を用いて製作した生活道具や茶道具が並ぶ。正面に掛かるのは焼付漆の下地に鉄漿液(はぐろえき)を重ねた鉄製の「蚊取線香立」。置き式のほか、写真のように付属の鉄棒に吊って使うことも。17,600円。photo_Makoto Ito
右・煎茶に柚子皮と黒文字をブレンドした爽やかさ。《T., Collection 1果 Ka》40g 2,592円。左・焙じ茶に生薬である生姜と当帰を加え刺激をプラス。《T., Collection 8香 Ko》ティーバッグ8個 2,268円。photo_Makoto Ito
黒漆喰や千本格子など、京町家の趣を再現した外観も美しい。白暖簾の「茶」の文字は、書家の加山幹子氏の筆によるもの。
火灯窓の様式を思い起こさせる、アールが美しいエントランスの漆喰壁。奥に諫早石の重厚なカウンターが見える。photo_Makoto Ito
「T.,Collection」のエリア。10種のブレンド茶は試飲も可能。photo_Makoto Ito
ブティック内観より。旗艦店である〈OGATA Paris〉を撮りおろしたコンセプトブック『OGATA』を始め、伝統食材や「喰らう」という原始的な行為を再解釈し、日本の食の美を著した『喰譜−Jiki-fu−』など、緒方慎一郎の書籍も販売する。photo_Makoto Ito
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