クリエイターの世界観を堪能するショップ3選。| 宇南山加子、井藤昌志、内田悠
『カーサ ブルータス』2023年7月号より
May 19, 2024 | Design | photo_Satoshi Nagare (01), Ikuya Sasaki (02), Masaki Ogawa (03) text_Masae Wako (01, 03), Yoshinao Yamada (02)
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〈SAMNICON by SyuRo(サムニコン バイ シュロ)〉2023年5月オープン。店名は仕事と生活を示す「SAM(作務)」と、今を大切に生きることを示す「NICON(而今)」を合わせた造語。店内の什器には土地から出たカラマツ材も利用。
右:《銅の丸缶》東京の缶職人と作る〈SyuRo〉のシグネチャー。凹凸のない美しいフォルムは高い職人技によるもの。日本茶や紅茶は約160g、コーヒー豆は約80g入る。φ7.5×H8cm 4,180円(6月変更予定)。奥:《SyuRoスタンドランプ》「置くことで周囲の空気感まで美しくする、オブジェのような照明を目指しました」と宇南山。東京の金属職人との協業。右/銅φ5×H18.5cm 60,500円、左/真鍮φ7×H21.5cm 60,500円。手前:《真鍮の角缶》山形の工場で作る角缶は、二つ並べた/重ねた時に美しく見える形。真鍮板を折り込んで成形し、角に丸みを出した。上/W10×D20×H5cm 4,950円、下/W12.5×D22×H6cm 5,500円。左:《SyuRo 真鍮オブジェ》江戸時代、台東区鳥越には天文台があり、天文計算器が置かれていた。葛飾北斎の浮世絵《鳥越の不二》にも描かれたその計算器をモチーフに、オリジナル製作。球体直径15cm 9,625円。
右から《SyuRo 指物小箱》釘を使わず木を組み上げる指物の桐箱は、縁にだけナラ材をあしらい、モダンに仕上げたデザイン。洋でもあり和でもある。S/W22.5×D15×H5.2cm 9,900円。M/13,200円、L/24,200円。《炻器ディーププレート》三重県四日市で作られる炻器(ストーンウェア)。釉薬はわずかにグレーがかった白。立ち上がりのある形は日常の器として使いやすく、重ねた姿も美しい。S/φ18×H3.5cm 4,180円など。《fog glass》毎日のコップとしてもデザートなどの器としても活躍するオリジナルのグラス。霧のように柔らかなスモークガラスの質感も特徴だ。M/φ8×H6.2cm 2,090円、L/φ8.5×H8.7cm 2,200円。
右奥:《トロム ソファ》座面が低く奥行きが深め。まどろむ場と心地いい景色を作るソファはオリジナル。張り地は〈クヴァドラ〉。ユニット式で写真は片アーム2人掛け。W180×D98×H64・SH36cm 825,000円。左:《ミッタリ 01 チェア》ミッタリは3人を表す古語。松岡が椅子職人、家具屋店主と製作。販売も3人の拠点のみで。フレームはナラを鉄媒染で黒染め。座面は籐張り。W56.4×D51.2×H76・SH42cm 187,000円~。
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