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古今東西 かしゆか商店【漆椀】

『カーサ ブルータス』2024年1月号より

| Design | KASHIYUKA’s Shop of Japanese Arts and Crafts | photo_Keisuke Fukamizu   hair & make-up_Masako Osuga editor_Masae Wako

日常を少し贅沢にするもの。日本の風土が感じられるもの。そんな手仕事を探して全国を巡り続ける、店主・かしゆか。今回訪ねたのは岡山県井原市。貴重な木を丸太から仕入れ、木地作りから漆塗りまでを手がける職人と出会いました。

トチノキの木地が積み上げられた工房で、木工ろくろで椀を成形する仁城逸景さんと。「高台が低いんですね」というかしゆか店主の質問に、「貴重な木を無駄なく使うことを考えると、低めが最善なんです」と仁城さん。
トチノキの木地が積み上げられた工房で、木工ろくろで椀を成形する仁城逸景さんと。「高台が低いんですね」というかしゆか店主の質問に、「貴重な木を無駄なく使うことを考えると、低めが最善なんです」と仁城さん。
宝石のように奥深い艶と、両手に優しく寄り添う形。普段使いできるシンプルな漆椀を見つけました。

親子丼や軽めのラーメンによさそうな大きさで、手に取るとすっとなじむ。重さを感じないほど軽く、手も熱くなりません。漆というと構えてしまいがちですが、なんだか“ふつう”で気持ちいい。
Purchase No. 68【漆椀】木の美しさを生かす普段使いの漆椀。
Purchase No. 68【漆椀】木の美しさを生かす普段使いの漆椀。
作り手は岡山県井原市の木地師・仁城逸景さん。本来、漆の仕事は木地作りと塗りの分業制ですが、仁城さんは丸太の仕入れから製材や成形や塗りまで、すべてを手がけています。これは漆界のレジェンドでもあるお父様、仁城義勝さんから継いだスタイルです。
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