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フリッツ・ハンセンの家具を巡る、相澤陽介のデンマークへの旅。
『カーサ ブルータス』2024年1月号より
December 13, 2023 | Design | PR | photo_Takemi Yabuki (W) text_Chieko Tomita
学生時代から北欧家具、特にポール・ケアホルムのファン、と語る〈White Mountaineering〉の相澤陽介さん。そこで、フリッツ・ハンセン創業の地デンマークを訪ねました。
・フリッツ・ハンセン本社
〈ホワイトマウンテニアリング〉の相澤陽介さんは、業界一と自負するポール・ケアホルム(PK)のファンだ。大学で染色デザインを学んでいた頃にスウェーデンのテキスタイルに興味を持ち、関連する北欧家具も好きになったという。
「木の感触が優しい北欧家具の中、メタルやレザーを多用したPKの異質な印象に惹かれていました」
現在では、アトリエ、自宅、軽井沢の別荘と、行き来する空間にPKの家具を置いている。また〈NOT AHOTEL〉のプロジェクトでは、アルネ・ヤコブセンの《グランプリチェア》に自らデザインしたファブリックを張ったモデルをインストール。それらデザイナーの家具の多くを製作するのが、デンマークで1872年に創業したフリッツ・ハンセンだ。そして、そのルーツや作業過程を見るのが、今回の相澤さんのデンマークへの旅の目的だった。
まず訪れたのは、コペンハーゲンから北へ40㎞ほどのフリッツ・ハンセン本社。
「木の感触が優しい北欧家具の中、メタルやレザーを多用したPKの異質な印象に惹かれていました」
現在では、アトリエ、自宅、軽井沢の別荘と、行き来する空間にPKの家具を置いている。また〈NOT AHOTEL〉のプロジェクトでは、アルネ・ヤコブセンの《グランプリチェア》に自らデザインしたファブリックを張ったモデルをインストール。それらデザイナーの家具の多くを製作するのが、デンマークで1872年に創業したフリッツ・ハンセンだ。そして、そのルーツや作業過程を見るのが、今回の相澤さんのデンマークへの旅の目的だった。
まず訪れたのは、コペンハーゲンから北へ40㎞ほどのフリッツ・ハンセン本社。
「創立150周年記念にオープンしたデザインホールは、工場の名残があるし、来訪者がブランドの世界観を共有できるのは素晴らしい。職人さんがデモンストレーションするのもよいですね」
また、社屋内では家具などがコーディネートされ「社員が日常的に自社製品を試せるのは、理想的なオフィスだ」と絶賛。その後、SASロイヤルホテルから、グルントヴィークス教会、ルイジアナ近代美術館、そしてPK自邸まで、フリッツ・ハンセンの家具と縁の深い地を巡りました。
また、社屋内では家具などがコーディネートされ「社員が日常的に自社製品を試せるのは、理想的なオフィスだ」と絶賛。その後、SASロイヤルホテルから、グルントヴィークス教会、ルイジアナ近代美術館、そしてPK自邸まで、フリッツ・ハンセンの家具と縁の深い地を巡りました。
フリッツ・ハンセン本社
1896年竣工、2022年改修。本社屋は何度か改修を重ねた後、22年の創立150周年記念に伴い、敷地内にあった《セブンチェア》をはじめとした成型合板の椅子を製造していた元工場をデザインホールとしてリニューアルオープン。家具の展示だけでなく、奥にはインテリアを提案した部屋も。クライアント、学生、建築家などが多く訪れる。見学は要予約。●Allerødvej 8, DK-3450 Allerød, Denmark。
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