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熊野亘が語る「内」と「外」を貫く、カリモク家具〈MAS〉のフィロソフィー。
November 11, 2023 | Design | PR | photo_Yuna Yagi text_Takahiro Tsuchida
福井県のデザインストア〈ataW(アタウ)〉は、無機的に構成した空間と屋外の自然との距離感が心地よい。〈MAS(マス)〉デザインディレクターの熊野亘が、その空間に置いた家具と個展『IN OUT』を結ぶ思いを語る。
・きちんと機能する生活のための道具を作りたい。
日本の森林面積は国土の約7割で世界的にもトップクラス。その4割程度をスギやヒノキといった針葉樹の人工林が占める。日本の生活を支えてきた木材だが、現在はライフスタイルの変化や、建材としての需要が減ったことで、有効活用が望まれている。こうした背景を持つ針葉樹を用いるのがカリモク家具のブランド〈MAS〉だ。主なパーツにヒノキを使い、無垢の素材感を生かして実用的な家具に仕上げている。
そのデザインディレクターとして多くのアイテムを手がけるのが熊野亘。日本とフィンランドで学び、帰国後はイギリス人デザイナーのジャスパー・モリソンと協業してきたという経歴の持ち主だ。
「プロダクトデザイナーがきちんと木の家具をデザインすると、こういうものができる。僕は〈MAS〉をそんなコレクションと位置づけています。現代の暮らしを見据え、いい素材を使い、日本の高い技術によって、生活の中で役立つ家具を作る。それは空間に心地よい影響を及ぼすはずです」
そのデザインディレクターとして多くのアイテムを手がけるのが熊野亘。日本とフィンランドで学び、帰国後はイギリス人デザイナーのジャスパー・モリソンと協業してきたという経歴の持ち主だ。
「プロダクトデザイナーがきちんと木の家具をデザインすると、こういうものができる。僕は〈MAS〉をそんなコレクションと位置づけています。現代の暮らしを見据え、いい素材を使い、日本の高い技術によって、生活の中で役立つ家具を作る。それは空間に心地よい影響を及ぼすはずです」
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