長坂常さん、なぜイソップの新店舗に近隣の家の古材を使ったのですか?
2023年10月号より
| Design, Architecture, Culture | PR | photo_Satoshi Nagare text_Masae Wako
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吉祥寺の町になじむ空間を目指し、解体した近隣民家の古い柱を手運びして什器に使用。シンクやカウンター、什器の引き出しなど手で触れる部分はマットなUV漆で仕上げた。設計を手掛けたのは建築家の長坂常。〈スキーマ建築計画〉代表。土地の歴史や時間の積み重ねを生かすリノベーションや空間づくりに定評あり。〈イソップ〉との仕事は、日本1号店の青山店(2010年)ほか銀座店、ルクアイーレ店。近作に〈T-HOUSE New Balance〉や銭湯〈狛江湯〉、韓国の〈KOLON SPORT SOTSOT REBIRTH〉。

解体される築60年の民家に出向き、一つ一つ手壊しで木材を調達した。

木材はリヤカーに積み、吉祥寺の住宅街や公園を歩きながら運んだ。
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