DESIGN
ブランド創業の地・ローマに、ブルガリ ホテルが誕生。
『カーサ ブルータス』2023年9月号より
| Design, Architecture, Travel | window on the world | text_Nahoko Funabiki
ヨーロッパでメゾン最大となる〈ブルガリ ホテル ローマ〉が、ブランド創業の地についにオープン。
ホテルの前方に広がるのは初代ローマ皇帝アウグストゥスにより建てられた、ローマ史において最も象徴的な建築物とも言われている〈アウグストゥスの霊廟〉と〈アラ・パチス祭壇〉。
場所は観光名所のスペイン階段からもほど近い一等地。建築プロジェクトとインテリアデザインは、世界中のブルガリ ホテルと同じくイタリアの建築設計事務所ACPV アーキテクツ アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィエルによるものだ。
客室。
スパは古代ローマの浴場の雰囲気を再現。
ローマ帝国時代の豊かなマテリアルが残る歴史的建造物を改装し、土地の伝統を取り入れつつ究極のラグジュアリーを追求したインテリアデザインと融合。随所に見られるイタリア製のムラーノクリスタルのランプをはじめ、バスルームのハンドメイドのモザイクタイルや、ブルガリのアイコンをイメージしオーダーメイドで設えられたタペストリーなど、細部にまでイタリアの伝統の技が見られる。
ミシュラン3つ星を持つ世界で最も有名なシェフの1人、ニコ・ロミートが監修する5つのダイニングも注目だ。
ミシュラン3つ星を持つ世界で最も有名なシェフの1人、ニコ・ロミートが監修する5つのダイニングも注目だ。
ルーフトップテラスではローマのスカイラインを一望することができる。
