DESIGN
【今週の花と器】ガーベラと〈E&Y〉の《スケッチベース》|4月
April 10, 2023 | Design | casabrutus.com | photo_Shusaku Yoshikawa text_Yoshikatsu Yamato styling_Yumi Nakata
4月2週目の担当は、ショップを持たないアトリエスタイルの花屋〈フィオーレ・ソフィッタ〉で活動する三嶋春菜さん。春はスタートの時期でフレッシュな気持ちを抱く一方で、生活環境の変化などに戸惑うことも。そんな4月は部屋にピンクのガーベラを取り入れて、空間に高揚感を与えてみませんか。花器の切れ込みを上手に使う、活け方のアイデアも教えてもらいました。
ガーベラは、個人的に「ベタ」な感じがします。わかりやすく「お花」という印象があって、自分との接点を見つけられずにいた花でした。でも、最近はその素直さが愛おしいというか、一周回って好きな花になっています。ガーベラはものすごく沢山の種類がありますが、これは、小さな花びらが集まって丸く咲く「ポンポン咲き」。名前の通り点を打つようなイメージで、花と花のあいだに間隔をつくっています。器の色も花の色も春らしいピンク。今回は「素直さ」がキーワードですね(笑)。
ただし、ピンクがおてんば過ぎないように、アマリリスの葉っぱを入れています。花が散らばっているので、葉は片方にまとめて対比させました。ガーベラの花が「点」だとしたら、動きのある茎は「線」。それに対して、葉は「面」です。このように構築的な意識を持っておくと、可愛いだけではない、グラフィカルな見え方のアレンジになると思います。
今回の器は、重さがあって安定感があり筒の太さもちょうどいい。いろんなお花と合わせやすいと思います。ガーベラを1本だけ短くして、デザインとしても特徴的な切れ込み部分に引っ掛けました。さらに長さのある枝ものであっても、このスリットで安定するから活けやすいですね。
ただし、ピンクがおてんば過ぎないように、アマリリスの葉っぱを入れています。花が散らばっているので、葉は片方にまとめて対比させました。ガーベラの花が「点」だとしたら、動きのある茎は「線」。それに対して、葉は「面」です。このように構築的な意識を持っておくと、可愛いだけではない、グラフィカルな見え方のアレンジになると思います。
今回の器は、重さがあって安定感があり筒の太さもちょうどいい。いろんなお花と合わせやすいと思います。ガーベラを1本だけ短くして、デザインとしても特徴的な切れ込み部分に引っ掛けました。さらに長さのある枝ものであっても、このスリットで安定するから活けやすいですね。
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