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【今週の花と器】ビオラと〈セラミックジャパン〉の《ニュークリンクルスーパーバッグ》｜3月

March 15, 2023 | Design | casabrutus.com | photo_Reiko Toyama text_Yoshikatsu Yamato styling_Yumi Nakata

3月3週目の担当は、渋谷区西原の花屋〈フォレジャー〉店主のチーコさん。公園の花壇などによく植えられているビオラは、多くの人の子ども時代の記憶と結びついたお花。そんな可憐なイメージのあるビオラには、ビターな印象の実ものを合わせてみましょう。紙袋のようなデザインの陶器に、気取らずわさっと飾りつける方法を教わります。

【今週の花と器】ビオラと〈セラミックジャパン〉の《ニュークリンクルスーパーバッグ》｜3月

私にとって春は、小さいお花が集まって咲くのを可愛らしいなあと感じる時期です。ビオラはパンジーよりも小ぶりで、メルヘンな童話に登場したり、花が顔に見えていたという話もよく聞くし、子どもっぽさを感じるお花なのかもしれません。

ビオラのそういう可愛らしさが好きだけど、大人の気分にもしっくりくる雰囲気にしたい。そこで、ビターな雰囲気のお花を組み合わせています。実もののへデラベリーは、首もとがたわんでいるので、器の口にひっかけるように。そして、ビオラの葉っぱの隙間を埋めるように、グレイッシュなスイートピーを加えています。洋服のコーディネートを考えるときにも、ふりふりした装飾があるワンピースを主役にしつつ、アクセサリーやバッグはクールなものを、とバランスを取ることがありませんか？　そんなイメージです。

それと、器が紙袋のようなデザインだったので、マルシェで買った野菜やハーブを入れるようにわさっと活けました。コテコテにならず、自然なムードを感じるアレンジになったかなと思います。