DESIGN
【今週の花と器】ユーフォルビア(白雪姫)と〈ファビアン・カッペロ〉の《フロレロ》|12月
December 19, 2022 | Design | casabrutus.com | photo_Shusaku Yoshikawa text_Yoshikatsu Yamato styling_Yumi Nakata
編集部が選んだデザインのいい器に、4人のフローリストが週ごとに季節の花を活ける新連載がスタート! 12月3週目の担当は、ショップを持たないアトリエスタイルの花屋〈フィオーレ・ソフィッタ〉で活動する三嶋春菜さん。澄んだ冬の空気のなかで軽やかな花を。そんな気持ちで選んだのは「白雪姫」と名付けられたユーフォルビア。植物の「かたちそのもの」に注目して、ユニークな器から連想される動きの軌跡をなぞるように活けてみませんか。
冬はパッとした色で豪華な花を飾ることが多い気がするのですが、あえて、ちららちとした軽やかな花が自分の気分にフィットすると感じました。また、器を見たとき、やかんから蒸気が吹き出すイメージが浮かんだので、小さいものが集まっているタイプの花が器から流れ出ていくようなアレンジにしています。個人的な連想をヒントにしてお花を選ぶのは楽しいですし、花と器の良い相性にもつながっていくと思います。
ユーフォルビアに松を合わせたのは、どちらも軽やかな「線」を感じるものだと捉えたからです。「松」と聞くと、可愛らしい小花と組み合わせる発想にはなりづらいかもしれませんが、色や形に共通点があるので、ほどよく違和感がありつつも、不思議と調和しました。
ユーフォルビアに松を合わせたのは、どちらも軽やかな「線」を感じるものだと捉えたからです。「松」と聞くと、可愛らしい小花と組み合わせる発想にはなりづらいかもしれませんが、色や形に共通点があるので、ほどよく違和感がありつつも、不思議と調和しました。
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