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東京ミッドタウン『デザインタッチ 2022』速報レポート!
October 21, 2022 | Design, Art | PR | photo_Masanori Kaneshita text_Akiko Miyaura
15回目を迎える、秋の恒例デザインイベント『Tokyo Midtown DESIGN TOUCH』が、今年も〈東京ミッドタウン〉で開催中だ。今回は「環(めぐ)るデザイン – Design for Sustainable Future -」をテーマに、国内外の第一線で活躍するデザイナー、クリエイターが集い、さまざまな角度からデザインの魅力や可能性を提示する。
「デザインを五感で楽しむ」をコンセプトに、2007年のスタート以来、『Tokyo Midtown DESIGN TOUCH』では、国内外の第一線で活躍するデザイナーたちが、さまざまなインスタレーションや作品を展示してきた。
新たな価値観や生活のスタイルが次々と生まれている現代において、本当に大切にしたいものをこの先残していくには何が必要なのか、そして、私たち自身には何ができるのか。今年の『Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2022』は「環(めぐ)るデザイン – Design for Sustainable Future -」というテーマ持って、持続可能な未来へのヒントを探っていく。
新たな価値観や生活のスタイルが次々と生まれている現代において、本当に大切にしたいものをこの先残していくには何が必要なのか、そして、私たち自身には何ができるのか。今年の『Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2022』は「環(めぐ)るデザイン – Design for Sustainable Future -」というテーマ持って、持続可能な未来へのヒントを探っていく。
・《うみのハンモック》
毎回、好奇心をそそる巨大な作品が登場する芝生広場。今回は、建築家の永山祐子が手がけた《うみのハンモック》が、都会の大地に美しい海の世界を作り出した。
約36m×約12mの巨大なインスタレーションは、ネット状の網、そして青と白のナイロン製のタープのハンモックが波のように連なる。
「ハンモックを境界に海の上と、海の中という2つの世界が両立しているんです。海の上で揺られながら、周りを見渡すといろんな場所が見えてくる。その中で思いをめぐらせてもらえたら。一方、海の中ではランチを楽しんだりもできます」と永山。
また、ハンモックの素材には、“環る”にふさわしく廃棄された漁網をアップサイクルした糸を利用している。永山いわく、「この作品のために、規格や強度などを計算して作っていただいた網なんですよ。漁網のもともとの薄いグリーンががった色も、そのまま生かしています」。
海洋汚染や生態系への大きな影響が問題となっている海洋ゴミを出発点として、この作品は生まれた。
「この作品を作るにあたって、こういう都心でこそ、海をめぐっているものに思いをめぐらせてもらえたらと考えていました。使用した網やタープは会期後、再びアップサイクルして製品作りに使われる予定です」と、未来へつなぐ遊具となっている。
約36m×約12mの巨大なインスタレーションは、ネット状の網、そして青と白のナイロン製のタープのハンモックが波のように連なる。
「ハンモックを境界に海の上と、海の中という2つの世界が両立しているんです。海の上で揺られながら、周りを見渡すといろんな場所が見えてくる。その中で思いをめぐらせてもらえたら。一方、海の中ではランチを楽しんだりもできます」と永山。
また、ハンモックの素材には、“環る”にふさわしく廃棄された漁網をアップサイクルした糸を利用している。永山いわく、「この作品のために、規格や強度などを計算して作っていただいた網なんですよ。漁網のもともとの薄いグリーンががった色も、そのまま生かしています」。
海洋汚染や生態系への大きな影響が問題となっている海洋ゴミを出発点として、この作品は生まれた。
「この作品を作るにあたって、こういう都心でこそ、海をめぐっているものに思いをめぐらせてもらえたらと考えていました。使用した網やタープは会期後、再びアップサイクルして製品作りに使われる予定です」と、未来へつなぐ遊具となっている。
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