DESIGN
KIGIと薗部悦子による展覧会を〈ギャルリ百草〉で開催。
April 28, 2022 | Design, Art | casabrutus.com | text_Aya Hasegawa
4月29日より、岐阜県多治見市の森の中のギャラリー〈ギャルリ百草〉で『into the field』がスタート! 〈KIGI〉の渡邉良重は同展で大きなラグを発表する。
植原亮輔と渡邉良重が2012年に設立したクリエイティブユニット〈KIGI(キギ)〉。企業やブランド、製品などのアートディレクションのほか、プロダクトブランド〈D-BROS〉、ファッションブランド〈CACUMA〉などのデザインを手がけるほか、プライベートでも作品を制作し発表するなど、めざましい活躍を見せる〈KIGI〉の渡邉、そして、日本を代表するジュエリー作家である薗部が、名古屋から運んだ数寄屋造の古民家をリノベーションした、岐阜県多治見市のギャラリー〈ギャルリ百草〉で、展覧会『into the field』を開催。これまでも、数々のコラボレーション作品を作ってきたふたりが、今回も新たなコラボレーションを展開する。
同展の目玉となるのが、渡邉が1883年創業のテキスタイルメーカー〈スミノエ〉とともに新たに製作した大きなラグだ。また、薗部のジュエリーをもとに渡邉がポールペンで絵を描き、詩人の長田弘が言葉を紡いだ絵本『ジャーニー』に登場する、薗部の作品を展示。詩的、かつモダンで、宝石そのものの美しさが際立つ薗部の世界観に心ゆくまで身を委ねたい。
そのほか、渡邉の絵からのプロダクト、絵本、〈KIGI〉のデザインワークなども、芽吹きのエネルギーに満ちた木々に囲まれた〈ギャルリ百草〉で存分に楽しむことができる。渡邉の絵の魅力を存分に堪能してもらいたいとの思いから、ボールペンで描いた原画も展示する。
なお、ミナ ペルホネンの依頼で渡邉がデザインを手がけた、2種のプロント柄《dancing flora》《aligning flora》を用いた、百草が手がけるサロン《百草サロン》も発表となる。
なお、ミナ ペルホネンの依頼で渡邉がデザインを手がけた、2種のプロント柄《dancing flora》《aligning flora》を用いた、百草が手がけるサロン《百草サロン》も発表となる。
『“into the field” KIGI Yoshie Watanabe & Etsuko Sonobe』
〈ギャルリ百草〉
岐阜県多治見市東栄町2-8-16。2022年4月29日~5月15日。TEL 0572 21 3368。11時〜18時。5月2日、10日、11日休。作家在廊日 渡邉良重 4月29日〜30日、薗部悦子 4月29日。