DESIGN
7人のデザイナーが生み出した〈E&Y〉の新作コレクション。
| Design | casabrutus.com | text_Yuka Uchida editor_Keiko Kusano
2021年に創業36年を迎えた日本のファニチャーレーベル〈E&Y〉。その記念として進められていたスペシャルコレクションがいよいよ発表される。参加するのは国内外で活躍する7人のデザイナー。“作品”と呼ぶにふさわしいアートピースのような家具から、フレッシュなパワーを受け取りたい。
1985年の創業以来、デザイナーや建築家、アーティストとタッグを組んだ上質な家具を発表してきた〈E&Y〉。大切にしてきたのは「その時代に生きる若きデザイナーの言葉や色気、試みを形象化すること」。創業当時から「デザイナーのキャラクターや思考など、血のような部分を抽出し、その要素を編集しながら作品として発表してきた」と代表の松澤剛は語る。
そんな〈E&Y〉が今回発表するのは、7名のデザイナーによるファニチャーライン4作と限定生産するエディションライン4作。日本から参加するのは二俣公一や元木大輔、中村圭佑、熊谷晃希といった、建築からプロダクトデザインまで軽やかに行き来する4人のクリエイター。海外からはフィンランドを拠点とするジュリ・トルバネンと、パリで活躍するジュリ・リショズという2人の若き女性デザイナーや、ロンドンで活動するサウンド・アーティストのスズキユウリが参加する。
そんな〈E&Y〉が今回発表するのは、7名のデザイナーによるファニチャーライン4作と限定生産するエディションライン4作。日本から参加するのは二俣公一や元木大輔、中村圭佑、熊谷晃希といった、建築からプロダクトデザインまで軽やかに行き来する4人のクリエイター。海外からはフィンランドを拠点とするジュリ・トルバネンと、パリで活躍するジュリ・リショズという2人の若き女性デザイナーや、ロンドンで活動するサウンド・アーティストのスズキユウリが参加する。
展示タイトルの「Thirty-six views」が表すのは、2021年に36周年を迎えた〈E&Y〉が持ち続けてきた、広く自由な視野。36年という歳月を踏まえて今を考えるというだけでなく、「36」という数字の持つ、“多数” や “すべての方角” といったニュアンスも込めている。
展示に合わせて完成するカタログは、〈E&Y〉が発表してきたこれまでの名作から、今回の新作までを網羅した豪華な一冊。新作においては、作品と対になるように描かれた水彩画や油絵といったビジュアル作品も掲載され、作品世界をより豊かにしている。
キラキラとした希望に満ちた季節に開催される、僅か10日間のエキシビション。クリエイターの伸びやかな感性と、その感性をありのままに受け止めるレーベルの姿勢に、大きな刺激を受けそうだ。
キラキラとした希望に満ちた季節に開催される、僅か10日間のエキシビション。クリエイターの伸びやかな感性と、その感性をありのままに受け止めるレーベルの姿勢に、大きな刺激を受けそうだ。
『Thirty-six views』
〈アクシスギャラリー〉東京都港区六本木5丁目17-1-4F。2022年4月15日〜24日まで。11時〜19時(最終日は18時まで)。会期中無休。
