DESIGN
京都・八瀬の地に誕生した、茶とサウナで心身を癒す宿。
『カーサ ブルータス』2022年5月号より
April 8, 2022 | Design, Travel | window on the world | photo_Norio Kidera text_Wako Yamato
現代作家の作品が彩るプリミティブかつモダンな空間にて、薬膳茶などの茶を飲み、薪火料理で地の恵みを味わう。
客室は高野川を望むスイートなど4タイプ。
ウェルカムティーのほか、予約制で茶のもてなしが受けられるお茶カウンター〈帰去来〉。
陰陽五行の5色を取り入れた「養生朝食」。
比叡山の裾野に広がる八瀬は平安時代から続く窯風呂を起源とする療養の地。梵語で解放を意味する “moksa” と名づけられた宿は、生まれ変わりを体験するための場だ。3種のプライベートサウナに入り苔庭を眺める。すべて相まって心と身体を解きほぐしてくれる体験が待っている。
入口に飾られた陶芸家の廣谷ゆかり（上）と清水志郎（下）の作品。
〈moksa〉
京都府京都市左京区上高野東山65 TEL 075 744 1001。全31室。1室2名利用で1名1泊2食付き35,000円〜（サービス料込）。京都駅より車で約40分。
