DESIGN
ジャパニーズポストモダンの巨星、内田繁の照明が復刻!
March 7, 2022 | Design | casabrutus.com | text_Housekeepr
80年代の日本で活躍したインテリアデザイナー、内田繁を知っていますか。生前に残されたオリジナル照明を復刻する展示販売が行われます。
内田繁は2016年に逝去するまで、山本耀司のブティックなど商業施設の内装や、月の名前を冠した一連の椅子や和紙を使った照明など、家具のデザインでも活躍したデザイナー。近年再発掘・再評価が進む日本のポストモダン時代のデザインを語る上で、避けて通れない巨匠だ。現在は〈内田デザイン研究所〉が、本人の意志を継承し、プロダクトの生産などを続けている。
今回の展示でフォーカスされるのは、1986年にNYで行われた本人の個展のために製作され、同年に六本木のバー〈ル・クラブ〉でも使用された《テンダリー》。格子状の天板に光を透過させることで、様々な光の表情をつくる照明家具だ。
これまでに内田繁と〈内田デザイン研究所〉が発表した《テンダリー》は3種類存在するという。ひとつは前述の時期に発表されたオリジナル。二つ目は2006年に韓国・ソウルで行われた個展の際にリ・デザインしたソウル版、そして海外メーカーとブラッシュアップを進めていた新版(未発売)だ。同じ名称のプロダクトでありながら、時代によって形状が異なるのが興味深い。
大阪のジュエリーショップ兼ギャラリーの〈ATAKA〉で行われる今回の展覧会では、この3つの《テンダリー》を展示し、オリジナル版とソウル版の復刻品を受注販売するという。時代とともに変化を続けたデザイナーの思考の痕跡に触れられる、またとない機会となりそうだ。
今回の展示でフォーカスされるのは、1986年にNYで行われた本人の個展のために製作され、同年に六本木のバー〈ル・クラブ〉でも使用された《テンダリー》。格子状の天板に光を透過させることで、様々な光の表情をつくる照明家具だ。
これまでに内田繁と〈内田デザイン研究所〉が発表した《テンダリー》は3種類存在するという。ひとつは前述の時期に発表されたオリジナル。二つ目は2006年に韓国・ソウルで行われた個展の際にリ・デザインしたソウル版、そして海外メーカーとブラッシュアップを進めていた新版(未発売)だ。同じ名称のプロダクトでありながら、時代によって形状が異なるのが興味深い。
大阪のジュエリーショップ兼ギャラリーの〈ATAKA〉で行われる今回の展覧会では、この3つの《テンダリー》を展示し、オリジナル版とソウル版の復刻品を受注販売するという。時代とともに変化を続けたデザイナーの思考の痕跡に触れられる、またとない機会となりそうだ。
Three Tenderly Shigeru Uchida and UDI
〈ATAKA〉大阪府大阪市生野区勝山南3-8-27。3月19日〜3月27日。12時〜19時。会期中はメールを利用した通販も可能。