DESIGN
イッセイ ミヤケの服から着想した、中村竜治の最新インスタレーション。
September 15, 2016 | Design, Architecture, Fashion | casabrutus.com | text_Keiko Kusano
現在、東京・銀座の〈ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / GINZA〉では、建築家・中村竜治のインスタレーションを展示している。見る角度によって、さまざまな色合いを見せる美しい構造物だ。
細部に目をやると非常に繊細でありながら、同時にダイナミックでもある中村竜治のインスタレーション。今回の作品は、イッセイ ミヤケの服「PRISM」シリーズの、さまざまな色合いが重なるプリントから着想を得ている。
特殊な“のり”をプリントし、熱で膨らませることで自由なプリーツを成形したファブリックは、幾重にも重なったカラーと立体的な造形で力強いパワーを持った服となっている。
今回のインスタレーションは非常に細かい線で構成されている。その線が緻密に塗り分けられており、見る角度によって、さまざまな色の面が浮かび上がってくる仕掛けとなっている。
中村竜治はこの作品を「立体格子」と呼び、以下のようにコメントしている。
「立体格子は、プリーツと同じように無数の細かい面を持ち、それぞれの面を塗り分けて行くと、 見る角度によって連続的に変化する色の塊ができあがる。この立体が人の動きに合わせて変化し、ゆらぐ瞬間、この服を着て街を歩くときの楽しさを想像させる」
中村竜治はこの作品を「立体格子」と呼び、以下のようにコメントしている。
「立体格子は、プリーツと同じように無数の細かい面を持ち、それぞれの面を塗り分けて行くと、 見る角度によって連続的に変化する色の塊ができあがる。この立体が人の動きに合わせて変化し、ゆらぐ瞬間、この服を着て街を歩くときの楽しさを想像させる」
〈ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / GINZA〉
東京都中央区銀座4-4-5 TEL 03 3566 5225。〜9月30日。11時〜20時。公式サイト※現在、同様のインスタレーションを青山、神戸の2店舗でも開催中。〈ISSEY MIYAKE / AOYAMA〉は9月中旬まで、〈ISSEY MIYAKE / KOBE〉は9月30日まで。