DESIGN
70周年を迎えた、イルマリ・タピオヴァーラの名作椅子。
August 22, 2016 | Design | casabrutus.com | text_Hisashi Ikai editor_Akio Mitomi
勤勉な学生たちが、長時間座っていても疲れないように開発した3次元成形の座面。机にぴったりとつけても邪魔にならないように工夫した小ぶりの肘掛け。アイデアたっぷりの名作椅子《ドムスチェア》の魅力を紐解く展覧会が開催される。
フィンランドを代表するインテリア・デザイナー、イルマリ・タピオヴァーラ。近年《ピルッカ》《マドモアゼル》《キキ》などが続けて復刻され、一気に注目が集まるタピオヴァーラだが、そのクリエーションの原点とも呼べる作品が、1946年に手がけた《ドムスチェア》だ。
《ドムスチェア》は、そもそもヘルシンキの大学寮に住む学生たちの居室用にデザインされたもの。限られたスペースのなかで長時間座っていても疲れないようにと、快適性と機能性に留意して仕上げている。
《ドムスチェア》は、そもそもヘルシンキの大学寮に住む学生たちの居室用にデザインされたもの。限られたスペースのなかで長時間座っていても疲れないようにと、快適性と機能性に留意して仕上げている。
後に一般にも広く販売され、フィランドの至る場所で使われていたというドムスチェアが、いかに人々の暮らしのシーンを作り出してきたか。その物語を現代に伝える展覧会「the chair≠a chair」が開催される。
同展では、ドムスチェアやイルマリ・タピオヴァーラを取り巻く人々のインタビューを軸に、クリエイティブスタジオのムスタがインタラクティブな映像とインスタレーションを展開していく。会場の〈スパイラルガーデン〉では、ワークショップやイベントも開催されるほか、エントランスにあるスペース〈MINA-TO〉にも特設コーナーが登場し、限定品なども販売される。
同展では、ドムスチェアやイルマリ・タピオヴァーラを取り巻く人々のインタビューを軸に、クリエイティブスタジオのムスタがインタラクティブな映像とインスタレーションを展開していく。会場の〈スパイラルガーデン〉では、ワークショップやイベントも開催されるほか、エントランスにあるスペース〈MINA-TO〉にも特設コーナーが登場し、限定品なども販売される。
the chair≠a chair
〈スパイラルガーデン〉