DESIGN
〈石巻工房〉の10年間を辿る企画展が〈カリモク コモンズ トウキョウ〉で開催。
| Design | casabrutus.com | photo_Masaaki Inoue
建築家・芦沢啓治が2011年に立ち上げた宮城県の家具メーカー〈石巻工房〉。その10年間を振り返る企画展『“十 ” 石巻工房の十年展』が、〈カリモク コモンズ トウキョウ〉にて2021年8月6日まで開催中です。
2011年、東日本大震災の直後に建築家・芦沢啓治が設立した〈石巻工房〉。「市民のための公共工房」として始まり、震災後の復旧・復興のため、また地域のクリエイティブの中心として家具づくりを続けてきた。2015年には代表作の一つである《ISHINOMAKI STOOL》がロンドン〈ヴィクトリア&アルバート博物館〉のコレクションに選ばれ、現在はイギリス、アメリカ、中国など10を超える国と地域でその商品が作られている。今や石巻のものづくりを世界に発信する拠点なった。
そんな〈石巻工房〉の10年間を振り返る『“十” 石巻工房の十年展』が、〈カリモク コモンズ トウキョウ〉で8月6日まで開催中。〈カリモク家具〉とは2019年から協働のコレクションである「石巻工房 by Karimoku」を手がけるほか、〈カリモク コモンズ トウキョウ〉も芦沢による設計だ。展示では〈石巻工房〉の軌跡を資料とともに振り返りながら、実際に家具を手に取れるリビングスペースも特設。石巻のクリエーションを体感しに足を運びたい。
