開催中止となった『鈴木マサルのテキスタイル展 色と柄を、すべての人に。』の全貌を公開!|小西亜希子の北欧デザイン通信
May 7, 2021 | Design, Art | casabrutus.com | text_Akiko Konishi editor_Keiko Kusano
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会場設営作業が完了したタイミングで開催中止が決まった『鈴木マサルのテキスタイル展 色と柄を、すべての人に。』。
鈴木マサル。豊かな色彩感覚、生命力溢れるモチーフが表現されたテキスタイルたちは、見るだけでまるでビタミンを補給されたような気持ちになる。
新作タペストリー、鈴木マサルのアイコンでもある傘のコレクションや、数量限定で販売されていたペインティグが施されたアルテックの《スツール 60》が一堂に集まるメイン空間。
新作の大型タペストリー《MOVE》。手書きとグラフィックを併用し、独自のフォルムに昇華させている。デジタル出力だが、生地の組成や特徴を熟知しているからこそ実現できる作品でもある
長年取り組む、靴下のコレクション。ふと目にした時、思わず気分があがるようなデザインを、という鈴木の一貫したクリエイションが窺える。
これまでの作品の原画やペインティング作品を展示したコーナー。どんな作品もまずは手描きするところから始まるという。鉛筆やペン、絵筆を使って、植物や動物たちがいきいきと描かれている。
水彩絵具や墨、ペンを多用し描かれたアイデアスケッチなど。よく見るとどれも濃淡や風合いが異なり、ひとつひとつがまるでアート作品のよう。このまま額装して飾りたくなる出来栄えだ。
フィンランドのラプアンカンクリで初めて生産された、羊のブランケットの原案。
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