村野藤吾デザインの〈ウェスティン都ホテル京都〉が温泉付きで大リニューアル!
| Design, Architecture, Travel | casabrutus.com | text_Mako Yamato
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日本のモダニズム建築の担い手・村野藤吾が手がけた数寄屋風建築〈佳水園〉は、「村野数寄」の精神を大切にして改修された。

リニューアルを経て客室数は499室から266室に。ひと部屋ごとにラグジュアリーさを体感できる仕立てになった。

吹き抜けに開放感を感じるロビーラウンジ。

〈佳水園〉白砂の中庭は村野藤吾による、醍醐寺三宝院の庭を模したデザイン。瓢箪と杯を緑で表現し、佳水園庭園の岩盤から流れ出る滝の水を酒に見立てている。

客室の外に豊かな自然を眺める。照明やエアコン、スプリンクラーが備えられているものの、その気配を一切感じさせない内装が見事。

ガラスペンとインク、便箋、絵葉書が文箱に収められて置かれた書斎スペース。静かに自分と向き合うひとときに。

すべての客室には、天然温泉で満たされた檜の浴槽が用意されている。京都のホテルに滞在しながら温泉旅館の風情を味わう贅沢。

リニューアルを機に、専属の女将が登場。まるで日本旅館のような細やかな気配りで、食事の手配や観光案内など、女将によるもてなしが待っている。
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