クリエイティブを拡張し続ける佐藤可士和。キャリア30年を振り返る個展を開催。
| Design, Art | casabrutus.com | text_Hisashi Ikai editor_Keiko Kusano
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《「国立新美術館」VI計画》2006年。本展の会場となる〈国立新美術館〉のシンボルデザインも佐藤によるもの。「THE LOGO」と題した展示コーナーでは、過去に手掛けた数々のロゴを巨大な絵画やオブジェへと物質化し、壮大なインスタレーションとして展開予定。

《「ステップワゴン」ポスター(B0判2連)》1998年

《「ふじようちえん」リニューアルプロジェクト》トータルプロデュース、2007年

《「八代目中村芝翫襲名披露公演」クリエイティブディレクション》2016年、「八代目中村芝翫襲名披露公演 祝幕」2016年10月歌舞伎座

《宇宙》1974年、色紙のコラージュ、48×50cm。佐藤の原点でもある幼少期のコラージュ作品。子どもの頃からマンガの表紙やロゴ、標識などのマークが好きで、それらの中にひとつの宇宙を見ていたと言う。

《グローバル旗艦店「ユニクロ ソーホー ニューヨーク店」》屋外広告(工事中店舗の仮囲い)、2006年

《「日清食品関西工場」》トータルプロデュース、2019年

《「今治タオル」ブランディングプロジェクト》トータルプロデュース、2006年~

《LINES》2020年、吹付塗装/ステンレススチール/アルミ樹脂複合板、180×240cm。佐藤の「アイコン」とも言うべきアートワークシリーズの一つで、今回の展覧会のキービジュアル。ステンレススチールを用いた本作は初公開。

《FLOW》2020年、岩絵具/和紙、194×255cm。《LINES》と鮮やかな対比をなす、もう一つのシリーズ。本展ではシリーズ最新作3点を展示。