DESIGN
絵描き・下田昌克の絵本原画展が〈TOBICHI2〉で開催。
February 20, 2020 | Design, Culture | casabrutus.com | text_Akio Mitomi editor_Keiko Kusano
谷川俊太郎とのコラボレーションでも知られる画家・アーティストの下田昌克が、絵本『死んだかいぞく』を出版。その原画展が東京・表参道の〈TOBICHI2〉で開催される。
自らを「絵描き」と称する下田昌克は20歳代から世界を放浪、出会った人々の肖像画を色鉛筆で描きながら、独学で画家・イラストレーターとなった。近年は布を使った恐竜の造形にも取り組み、詩人・谷川俊太郎との共著『恐竜がいた』(スイッチパブリッシング)を2016年に発行。ライフワークとしてつくり続けている恐竜のマスクは〈COMME des GARÇONS HOMME PLUS〉2018-19 A/Wコレクションのランウェイでモデルのヘッドピースに起用され、驚きをもって迎え入れられた。
その下田が30年近くあたためてきた絵と物語が、絵本『死んだかいぞく』として1月に出版された。海上の船から徐々に海底へと沈んでいく海賊を中心に物語が進んでいくと共に、画調も深く沈んでいく。最後は生き物の循環を感じさせて、物語は永遠へと戻っていく。
絵本のための描き下ろしは下田のアトリエで数年をかけ、さまざまな画材を駆使して海の色を表現した。2月22日から東京・青山の〈TOBICHI2〉で行われる展示では、海が深くなるにつれ沈んでいく色合いを、原画で実感できるはずだ。
その下田が30年近くあたためてきた絵と物語が、絵本『死んだかいぞく』として1月に出版された。海上の船から徐々に海底へと沈んでいく海賊を中心に物語が進んでいくと共に、画調も深く沈んでいく。最後は生き物の循環を感じさせて、物語は永遠へと戻っていく。
絵本のための描き下ろしは下田のアトリエで数年をかけ、さまざまな画材を駆使して海の色を表現した。2月22日から東京・青山の〈TOBICHI2〉で行われる展示では、海が深くなるにつれ沈んでいく色合いを、原画で実感できるはずだ。

『下田昌克 死んだかいぞく 原画展』
〈TOBICHI2〉
東京都港区南青山4-28-26 TEL 03 6427 6800。2020年2月22日〜3月8日。11時〜19時。
※会場では原画展示のほか、絵本『死んだかいぞく』(ポプラ社/1,400円)をはじめとする下田昌克の関連書籍やグッズを販売予定。
