DESIGN
日本を代表するメーカーと清水久和の異色コラボは圧巻。
October 28, 2015 | Design | DAILY Casa BRUTUS | text_Takahiro Tsuchida editor_Akio Mitomi
粘土をこねるように自由に3Dデータを操る”コンティニュアスデザイン”は、デザイナーの清水久和が独自に編み出したもの。この手法を使い、彼が日本を代表する企業7社と組んで作ったアバンギャルドなコンセプトモデルが『愛のコンティニュアスデザイン』展で展示される。
バラの棘から発想した香水瓶、傾いた魔法瓶、スタッズに覆われたチェキなど、いずれも図面化が不可能に近い、ダイナミックにして繊細なフォルムが圧巻。日々の観察に基づくユニークなデザインのモチーフも清水の持ち味だ。もの作りの限界を押し広げる作品の数々は、来るべきデザインのビジョンを予感させる。
清水久和はキヤノンのデザイナーを経て2012年にS&O DESIGNを設立。工業デザインの道を極めつつ、アーティスティックな感覚も鋭い。
〈『愛のコンティニュアスデザイン』展〉
港区六本木5−17−1アクシス4F TEL 03 5575 8655。11時〜19時(最終日〜17時)。10月31日〜11月8日。![](/_next/image?url=%2Fassets%2Fimages%2F1x1.gif&w=16&q=75)