DESIGN
驚きに満ちた吉田ユニの大型個展がスタート。
November 6, 2019 | Design | casabrutus.com | text_Mariko Uramoto editor_Keiko Kusano
ポップでキャッチー、インパクトのあるビジュアルで魅了するアートディレクター、吉田ユニの個展が〈ラフォーレミュージアム原宿〉で5年ぶりに開催される。
全国に巡回し、話題を呼んだ「渡辺直美展」のビジュアルや、星野源、Charaなどの人気アーティストのCD・DVDジャケットを手がけることでも知られる吉田ユニ。2016年から続く『装苑』の連載「PLAY A SENSATION」では、気鋭の女優やタレントとコラボレーションし、彼女たちのキャラクターを生かしたユニークな作品世界で、読者を驚きの世界へと導いている。
吉田の作品が注目を集めるのは、単にビジュアルのおもしろさだけではなく、CGに頼らず、できるだけリアルにこだわって制作している点にあるだろう。一見デジタルで手がけたような作品も、よく見ると細部にまでこだわりぬいたアナログ表現の結晶であり、数ミリ単位まで計算された彼女の作品は、見れば見るほどおもしろさが深まっていく。今回は制作過程も披露するといい、見どころの多い展示となりそうだ。
本展は2014年に開催した『IMAGINATOMY(イマジナトミー)』展に続き、〈ラフォーレミュージアム原宿〉で開催する5年ぶり、2度目となる個展。新作の発表と合わせて、これまで手がけてきたさまざまな作品も登場する。CDショップや本屋など、どこかで見かけた“あのアートワーク”とも再会できるかもしれない。
吉田ユニ展「Dialog」
〈ラフォーレミュージアム原宿〉
東京音渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6F。TEL 03-3475-0411。11月15日〜12月1日。11時〜21時(入場は20時30分まで)。入場無料。