映画監督・オダギリジョー、美しい音と映像に浸る。
『カーサ ブルータス』2019年11月号より
October 8, 2019 | Design, Architecture, Art, Culture | PR | photo_Futoshi Osako text_Masae Wako hair&make-up_Yoshimi Sunahara styling_Tetsuya Nishimura
漆黒までもが美しい映像、立体的なサウンド、凛としたデザイン。バング&オルフセンのテレビ《BEOVISION HARMONY》を自身初の長編映画を手がけた監督・オダギリジョーが味わった。
と話すのは、ヴェネチア映画祭出品の長編作品『ある船頭の話』の監督、オダギリジョー。映画は山間の村を舞台にした渡し舟の船頭の物語なのだが、なにしろその風景や音楽が、いつまでも脳内から離れないほど美しい。きっと映像にも音響にも並々ならぬ思い入れがあったはずだ。そんな監督に体験してもらったのは、〈バング&オルフセン〉のテレビ《BEOVISION HARMONY》。77インチの大画面&スピーカーから鮮明な映像と音が放たれ、まさに映画館級の迫力を味わえる。
「すばらしい音だと思います。楽器の弦の震えまで伝わってくるようでゾクゾクする。映像の色にも深みがあって、映し出された景色にリアルな奥行きを感じます」
と監督。その理由は、漆黒まで美しく表現できる有機EL画面や、あらゆる環境で原音に忠実なサウンドを再現しうる技術にある。
「ちなみに自宅の音響設備はシーンで使い分けています。リビングは音質よりデザインを重視。寝室は音質を優先。このテレビならどちらでも楽しめそうですね」
B&O POP UP SPACE「BEOVISION HARMONY STAGE」
新製品ホームエンターテイメントシステム《BEOVISION HARMONY》および《3chスピーカーシステムBEOSOUND STAGE》の発売にあたり、先行体験&販売を期間限定で開催。会場デザインを建築家・長坂常が手がけ、日本の伝統的な建築様式「木組み」をモチーフとしたグリットで、抽象的なリビング空間を演出している。《B&Oマルチルームスピーカー》も体験可能。オダギリジョー監督の長編映画『ある船頭の話』の特別なセレクトカットも《BEOVISION HARMONY》《BEOSOUND STAGE》で視聴できる。〈伊勢丹新宿店本館〉1階 ザ・ステージ。東京都新宿区新宿3-14-1。10月23日~29日。10時〜20時。
問合せ/TFC TEL 03 5770 4511。
『ある船頭の話』
オダギリジョー監督・ヴェネチア映画祭出品作。明治ごろと思われる山間の村を舞台に、「消えゆく美しいもの」をサスペンスも絡めて描く。主演は柄本明、撮影監督クリストファー・ドイル、衣装デザインはワダエミ、音楽はジャズピアニストのティグラン・ハマシアン。新宿武蔵野館ほか全国上映中。公式サイト
オダギリジョー
俳優・映画監督。1976年岡山県生まれ。代表出演作に映画『アカルイミライ』『メゾン・ド・ヒミコ』ほか。監督作品に『さくらな人たち』など。10月11日よりスタートするドラマシリーズ『時効警察はじめました』に主演。2020年公開予定の中国・日本・ドイツ合同製作映画『サタデー・フィクション』に出演する。