DESIGN
ロエベ クラフト プライズ2019がイサム ノグチの「天国」で開催中!
June 29, 2019 | Design, Art, Culture, Fashion | casabrutus.com | photo_Akihde Mishima text_Masae Wako
現代を生きるクラフトマンの新しい価値と創造性を讃える「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」。3回目となる今年の優勝者が京都の若手作家、石塚源太に決定! 石塚の“大胆で新鮮でチャーミングな漆”をはじめ、29のファイナリスト作品が赤坂〈草月会館〉で一般公開中です。
「クラフトとは人間だれもが持っている欲求であり才能であり、つまり “自己表現” だと思う。今年は特に、次世代の新しいクラフトが次々と生まれていることを目の当たりにし、とても興奮した」
ロエベのクリエイティブディレクター、ジョナサン・アンダーソンによる意気込みたっぷりな言葉で始まった「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019」。6月25日、世界各国2500以上の応募作品から大賞3作品が選ばれた。グランプリは京都の漆作家、石塚源太(37)。特別賞はイギリスのハリー・モーガン(29)と、イギリス在住の園芸家でもある高樋一人(47)。日本人がグランプリに選ばれたのは今回が初めてで、ファイナリストも約3分の1にあたる10名が日本人……と日本のクラフトが大きな注目を集めた。
ロエベのクリエイティブディレクター、ジョナサン・アンダーソンによる意気込みたっぷりな言葉で始まった「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019」。6月25日、世界各国2500以上の応募作品から大賞3作品が選ばれた。グランプリは京都の漆作家、石塚源太(37)。特別賞はイギリスのハリー・モーガン(29)と、イギリス在住の園芸家でもある高樋一人(47)。日本人がグランプリに選ばれたのは今回が初めてで、ファイナリストも約3分の1にあたる10名が日本人……と日本のクラフトが大きな注目を集めた。
「えっ? これも工芸?」というような新鮮かつワクワクする作品が多い今回。漆や土、ガラス、陶器、ファブリックなど、素材としっかり向き合いながらも自らの手を使って新しい表現に昇華させた “コンテンポラリーなクラフト” が高く評価されたようだ。そんなクラフトの新しい流れを体感できるのは7月22日まで。会期中の毎週土曜日にはデザインの目利きたちによるトークセッションも予定。ぜひ会場に足を運んでみて!
「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」
〈草月会館「天国」〉
東京都港区赤坂7-2-21。~7月22日。10時〜19時(金曜~20時)会期中無休。入場無料。
毎週土曜14時~15時30分、草月会館2階談話室にて、ジャーナリストの川上典李子とゲストによるトークセッションが開催される。
ゲストは6月29日建築家・工業デザイナーパトリシア・ウルキオラと2018年に「ロエベ クラフト プライズ」の特別賞を受賞した陶芸家・アーティスト桑田卓郎、7月6日ミナ ペルホネン代表・デザイナー皆川明、7月13日『AXIS』編集長・上條昌宏と本誌編集長・西尾洋一、7月20日「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ2019」大賞受賞者 石塚源太。全て先着順。