CULTURE
団地映画の世界へようこそ。団地好きユニット「団地団」による展覧会が〈高島屋史料館TOKYO〉で開催中。
『カーサ ブルータス』2025年5月号より
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団地映画が今アツい。団地好きユニット「団地団」の展覧会が日本橋の〈高島屋史料館TOKYO〉で開催中。
団地をこよなく愛し、日夜、団地について真剣に探求し続けてきたクリエイターユニット「団地団」による、「団地と映画」の展示が始まった。メンバーは大山顕、佐藤大、速水健朗、稲田豊史、山内マリコ、妹尾朝子の6人。各々の立場から映画、漫画、アニメ、小説など作品に登場する団地について考察を繰り広げる。
会場に入って目に飛び込む巨大な「団地マッピング」では、「地霊と設備」「侵入・脱出」「湾岸」「自然/環境」「妻たちの孤独」「子どもと特殊能力」などのキーワードで自由に団地を分析。単なる作品紹介ではなく、現代社会に至るまでの日本における団地や住まいの意義の変遷と、諸作品で団地がどのように登場してきたか、撮影手法も含めて関連づける内容となっており、都市や建築の考察としても意義がある。
会期中にはトークイベントの開催や “主演「団」優賞” の発表も予定。建築好き、映画好きにも必見の展示だ。
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