CULTURE
【絵本のことば】『よるくま』|「あのね きのうのよるね、うんとよなかに…」
December 4, 2023 | Culture | casabrutus.com | photo_Kazuyoshi Aoki text_Kana Umehara, Ayumi Shirasaka editor_Rie Nishikawa design_Norihiko Shimada(paper)
古今東西の名作絵本から、印象的なことばを日替わりで紹介。日本を代表する絵本作家の1人である酒井駒子が、少年と「よるくま」の冒険を描いた心温まる一冊から。
あのね きのうのよるね、うんとよなかに かわいいこが きたんだよ。
人気作家・酒井駒子の代表作のひとつ。ベッドの中でぼくがママに話す冒険物語。真っ黒な夜の縁取りの中に描かれた絵は、色鮮やかでファンタスティックだ。ぼくとよるくまが探していたくまのお母さんは、実は魚釣りの仕事をしていたという展開はリアリティーがあり、現代の母子の関係を表しているよう。男の子の優しい語り口調が読み手を癒し、いつの間にか夢の中に誘ってくれる。
人気作家・酒井駒子の代表作のひとつ。ベッドの中でぼくがママに話す冒険物語。真っ黒な夜の縁取りの中に描かれた絵は、色鮮やかでファンタスティックだ。ぼくとよるくまが探していたくまのお母さんは、実は魚釣りの仕事をしていたという展開はリアリティーがあり、現代の母子の関係を表しているよう。男の子の優しい語り口調が読み手を癒し、いつの間にか夢の中に誘ってくれる。