CULTURE
名作絵本図書館──目で見る絵本。
Casa BRUTUS特別編集 【完全保存版】読み継ぐべき絵本の名作200から
December 9, 2022 | Culture, Art, Design | 名作絵本図書館 | photo_Keiko Nakajima text_Kana Umehara, Ayumi Shirasaka editor_Rie Nishikawa
テーマ＆ジャンル別に名作絵本をセレクトしました。迫力のある絵だけで読ませる4冊、紙、体裁、文字、グラフィックなど、デザインという視点から考え抜かれたどこから見ても美しい3冊をご紹介します。
電気が普及する前の古き良き日本を目で巡る旅の本。『旅の絵本Ⅷ』作：安野光雅（福音館書店）
サイレント映画のように、文字はないがドラマティックに進むストーリーにぐっと引き込まれる。『アライバル』作：ショーン・タン（河出書房新社）
著名なグラフィックデザイナーも絵本を手掛けています。ポップなカラーリングに美しいフォントデザイン、考え抜かれた文字の配置など、デザインの楽しみが詰まった本は、子供が見ても楽しい驚きに満ちている。文字が一切ないのに、壮大なストーリー展開を見せる絵本もある。潔く文字を省いたことも納得の絵力。耳からの情報がない分、よりグッと絵に見入ってしまうかも。
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