CULTURE
マームとジプシーの新作は寺山修司×ミナ ペルホネン!?
November 24, 2015 | Culture | a wall newspaper | photo_Kenya Abe (Fujita’s portrait), Yasuyuki Emori (actors) text_ Masae Wako
寺山修司の代表作を、人気劇作家・藤田貴大が演出。又吉直樹や穂村弘、ミナ ペルホネンも参加します!
この冬、寺山修司の『書を捨てよ町へ出よう』を、注目の演劇作家・藤田貴大が上演する。東京芸術劇場が抜擢した若手演出家に、60〜70年代の名作戯曲を託すという人気企画のプログラムだ。演じるのは藤田率いる劇団〈マームとジプシー〉の面々や、若手俳優・村上虹郎。さらに、歌人の穂村弘と芸人の又吉直樹が映像出演したり、ミナ ペルホネンが衣裳を担当するとあって、演劇ファン以外も大注目。一体どんな舞台なのか、藤田に聞いてみた。
Q 原作は評論・舞台・映画という3種類の形で発表された作品。どうアレンジするのでしょう?
映画版の「ある男の子の鬱屈した青春の話」という部分だけを残してストーリーを解体し、舞台・評論から拾った断片もミックスしながらコラージュします。コラージュ自体は僕がいつも使う手法ですが、今回の核になるのは寺山の「言葉」。言葉の強さや力を引き出してくれる人を、キャスティングしました。
Q 又吉さんや穂村さんなど役者以外の人選も話題です。
言葉に関して、戯曲や台本とは違うリズムを持つ人と一緒に作りたくて。芸人さんのリズムや短歌のリズムが、演劇というライブの言葉や身体と出会ったときにどんな化学反応が起きるのかに興味があるんです。音楽も、山本達久さんのドラムだけ。ドラムのシンプルな音だけで「言葉」に句読点を打ち、「言葉」を紡いでいくような感じを考えてます。
映画版の「ある男の子の鬱屈した青春の話」という部分だけを残してストーリーを解体し、舞台・評論から拾った断片もミックスしながらコラージュします。コラージュ自体は僕がいつも使う手法ですが、今回の核になるのは寺山の「言葉」。言葉の強さや力を引き出してくれる人を、キャスティングしました。
Q 又吉さんや穂村さんなど役者以外の人選も話題です。
言葉に関して、戯曲や台本とは違うリズムを持つ人と一緒に作りたくて。芸人さんのリズムや短歌のリズムが、演劇というライブの言葉や身体と出会ったときにどんな化学反応が起きるのかに興味があるんです。音楽も、山本達久さんのドラムだけ。ドラムのシンプルな音だけで「言葉」に句読点を打ち、「言葉」を紡いでいくような感じを考えてます。
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