ART
「薄い布の大きな家」 スゥ・ドーホーが、青森にやってくる!
| Art, Travel | casabrutus.com | text_Hisashi Ikai
十和田市現代美術館10周年を記念して、韓国出身のアーティスト、スゥ・ドーホーの個展がスタートした。
チュールのような半透明で軽やかな布を用い、建築物のようなオブジェを作り出すニューヨーク在住の韓国人アーティスト、スゥ・ドーホー。青森県の十和田市現代美術館が開館10周年を記念して、スゥ・ドーホーの個展〈パサージュ〉を開催している。
家や空間の移動、そしてそこから感じ取る気持ちをテーマに作品に取り組むドーホーは、同展では、繊細なディテールが際立つ圧巻のボリュームの新作3点が登場。さらに、ソウル、ニューヨーク、ロンドンに活動拠点を構えるドーホーが、3つの都市を移動するなかで、独自の視点で異なる文化を横断する様子を捉えた映像作品《My Home/s》が日本で初公開される。
西沢立衛が担当した街並みと連続する建築のなかで、これらの作品とオープン当初より常設展示されている高さ9メートルの作品《コーズ・アンド・エフェクト》とが共鳴し、新しいドーホーの世界を見せる。
スゥ・ドーホー:Passage/s パサージュ
十和田市現代美術館
青森県十和田市西二番町10-9。6月2日〜10月14日。9時〜17時。月曜休(祝日の場合は翌日休。ただし8 月 6 日、8月13 日は開館)。観覧料は企画展+常設展セット券1200 円。企画展の個別料金は一般800 円。