ART
ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」
| Art | a wall newspaper | text_Naoko Aono
ガラパゴスといえば孤立のイメージだけれど、グローバリゼーションが進む今、海を通して世界とつながりながら独自のカルチャーが育つ場にもなり得る。港町、横浜で開かれる6回目のトリエンナーレは「島と星座とガラパゴス」をサブタイトルに「接続」と「孤立」を考える芸術祭になる。
横浜美術館の外壁には難民をテーマにしたアイ・ウェイウェイ(艾未未)の作品が出現。オラファー・エリアソンはランプ《グリーンライト》を作るワークショップを行う。小沢剛は横浜生まれの明治期の思想家・美術史家が「帰って来た」シリーズを展示。若手作家、ザオ・ザオが出展するのは、たびたび民族紛争の舞台となるタクラマカン砂漠に冷蔵庫を設置、冷えたビールを飲むという映像作品だ。
近くでは同時期に『BankART Life V』や『黄金町バザール2017』なども開かれる。多様性とともに「接続」するにはどうすればいいのか、アーティストの試みがそのヒントになる。
近くでは同時期に『BankART Life V』や『黄金町バザール2017』なども開かれる。多様性とともに「接続」するにはどうすればいいのか、アーティストの試みがそのヒントになる。
横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館 地下ほか TEL 03 5777 8600(ハローダイヤル)。〜11月5日。10時〜18時。第2・第4木曜休。1,800円。
