ART
絵本作家のエリック・カールさん、日本で約9年ぶりの展覧会です!
June 10, 2017 | Art, Design | a wall newspaper | photo_Satoko Imazu text_Sawako Akune editor_Kana Umehara
世田谷美術館で開催中の大個展のために来日したエリックさんに、長きにわたる創作について聞きました。
誰もが子供の頃に読んだ『はらぺこあおむし』をはじめ、数多くの名作絵本を生み出してきたエリック・カールさん。87歳の現在も旺盛に創作を続けており、個展のために来日した今回も、元気そのものの様子。“あおむし”マークのキャップの下の優しい目をくるくると動かしながら、私たちの質問に答えてくれた。
あなたは当初、グラフィックデザイナーとして活動されていました。その経験は絵本の創作にどのように生きていますか?
「グラフィックデザイナーとして商品広告のポスターをたくさん作ったことは、とても役立ったと思う。シンプルな形、はっきりとした色彩。ぱっと一目見て何を言おうとしているかわかる。僕の絵本のそういう特徴は、まさにポスター広告の要素でもあるよね」
では、“よいデザイン”の絵本とは何でしょう?
「僕の絵本!(笑) というのは冗談だけど、何より“伝わる”ことが大事だと思うね」
子供たちに伝わるように、と意識して描くということ?
「いや、実を言うとそういうことは全く考えないね。僕は、僕自身に向かって描いている。自分が好きなものは子供たちも好きだろうとは思っているけれど」
あなたは当初、グラフィックデザイナーとして活動されていました。その経験は絵本の創作にどのように生きていますか?
「グラフィックデザイナーとして商品広告のポスターをたくさん作ったことは、とても役立ったと思う。シンプルな形、はっきりとした色彩。ぱっと一目見て何を言おうとしているかわかる。僕の絵本のそういう特徴は、まさにポスター広告の要素でもあるよね」
では、“よいデザイン”の絵本とは何でしょう?
「僕の絵本!(笑) というのは冗談だけど、何より“伝わる”ことが大事だと思うね」
子供たちに伝わるように、と意識して描くということ?
「いや、実を言うとそういうことは全く考えないね。僕は、僕自身に向かって描いている。自分が好きなものは子供たちも好きだろうとは思っているけれど」
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