
ART
今年はJRが参戦! 『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025』注目の展示 。
| Art, Travel | casabrutus.com | text_Mako Yamato
京都市内に点在する歴史的建造物や近代建築で繰り広げられる『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025』が今年も開催中。特に注目は世界中で地域住民たちのパワフルな巨大ポートレート作品を制作してきたフランス人アーティストのJR。そんなCasa BRUTUSがオススメする5つの展示を紹介します。
2013年に始まった『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭』は、物事をダイレクトに伝える写真を通して人類が考えるべき問題を提起すると同時に、京都が持つ美意識を世界に発信する国際的な写真祭。13回目となる2025年は「HUMANITY(人間性)」をテーマに、世界10カ国から14組のアーティストが参加する。「今年のプログラムで展示する作品は自らの経験が作品の中心になっていて、私たちの周囲を照らし出し感情を深く揺さぶる。それは一人ひとりの在り方をあらわにし、私たちが他者と出会い、思いやり、調和することができることを語っている」と、共同創設者/共同ディレクターのルシール・レイボーズと仲西祐介は言葉を寄せている。
◾️JR『JR クロニクル京都 2024』@京都駅ビル北側通路壁面
道ゆく人々に自分自身の認識と対峙するような、問いを投げかけるパブリック・アート・プロジェクトを発表し続けるフランス人アーティスト、JR。2017年から始まり、サンフランシスコ、ニューヨーク、マイアミ、キューバなどを舞台に制作されてきた市民参加型の壮大な壁画シリーズ〈クロニクル〉の最新作「クロニクル京都 2024」が本祭の2つの会場で発表される。
2024年秋、JRと彼のチームは数週間にわたり京都に滞在。京都駅前、京都市役所前、鴨川デルタなど京都市内の8ヶ所に移動式スタジオを構え、505人のポートレートを撮影すると同時に、それぞれが語る自身のストーリーの録音を行った。幼い子どもたちから、甲子園球児、職人、舞妓、茶人、僧侶、ドラァグクイーンなど、年齢もバックグラウンドも異なる人々が、昔ながらの街並みと現代建築が共存する京都の風景にコラージュされ、縦5メートル、横22.55メートルの巨大写真壁画として京都駅ビルの壁面に登場。
2024年秋、JRと彼のチームは数週間にわたり京都に滞在。京都駅前、京都市役所前、鴨川デルタなど京都市内の8ヶ所に移動式スタジオを構え、505人のポートレートを撮影すると同時に、それぞれが語る自身のストーリーの録音を行った。幼い子どもたちから、甲子園球児、職人、舞妓、茶人、僧侶、ドラァグクイーンなど、年齢もバックグラウンドも異なる人々が、昔ながらの街並みと現代建築が共存する京都の風景にコラージュされ、縦5メートル、横22.55メートルの巨大写真壁画として京都駅ビルの壁面に登場。
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